イレズミコンニャクアジ
イレズミコンニャクアジの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★★★ 一生出合えない可能性大 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★ 食用として認知されていない |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。沖合いの深場に生息。写真の個体は宮城県気仙沼市唐桑町の定置網。
北海道オホーツク海沖、北海道〜神奈川県の太平洋沖、高知県沖、神戸。
カムチャツカ半島西部・南東部、カリフォルニア州南部以北太平洋沖。
生態
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基本情報
スズキ目ではあるがイレズミコンニャクアジ亜目イレズミコンニャクアジ科イレズミコンニャクアジ属イレズミコンニャクアジ、という亜目1種の不思議な魚である。若い個体と成長した個体であまりにも姿が違っているので、大型は別種だと思われていた。
全身が非常に柔らかく水分が多い。名前の通り黒い黥(いれずみ)のある柔らかなコンニャクのような魚だ。英名は「Ragfish」で、雑巾のような魚となる。いずれにしろあまりいい名ではない。
何年かに1個体という珍しい魚で生息域すらはっきりわかっていない。長年分類学的にも混乱があったので、標本数も少ないのではないかと思っている。
珍魚度 珍魚中の珍魚。リュウグウノツカイが並珍魚としたら特上の珍魚とさえいえそう。
水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/定置網
産地/宮城県
選び方・食べ方・その他
選び方
透明な部分がある魚だが、この透明さが白濁しているものは古い。また時間が経つと水分が出てくる。
味わい
旬は不明。
全身が水分と言ったもので、鱗はなく、寒天を思わせる。
皮も身も柔らかいので区別がつきにくい。骨は柔らかい。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
イレズミコンニャクアジの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、汁(潮汁)
水洗いして肝や胃袋を分ける。酒・砂糖・醤油・水を煮立たせた中に入れてあくをとりながら煮上げる。
水洗いして適当に切る。これを水から煮出して少量の塩と酒で味つけする。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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