ホタルイカモドキ

ホタルイカモドキの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
外套長(胴体の部分)10cm前後になる。外套膜は円錐状で、後方は色素が少なく透明。外套膜腹面に8列の発光器の縦筋がある。頭部腹面の発光器は5列の縦筋をなす。鰭幅・長さとも外套膜の70%前後。腕には21-27個の鈎(かぎ)がある。
外套長(胴体の部分)10cm前後になる。外套膜は円錐状で、後方は色素が少なく透明。外套膜腹面に8列の発光器の縦筋がある。頭部腹面の発光器は5列の縦筋をなす。鰭幅・長さとも外套膜の70%前後。腕には21-27個の鈎(かぎ)がある。触手には8個内外の鈎が2列ある。
外套長(胴体の部分)10cm前後になる。外套膜は円錐状で、後方は色素が少なく透明。外套膜腹面に8列の発光器の縦筋がある。頭部腹面の発光器は5列の縦筋をなす。鰭幅・長さとも外套膜の70%前後。腕には21-27個の鈎(かぎ)がある。触手には8個内外の鈎が2列ある。
外套長(胴体の部分)10cm前後になる。外套膜は円錐状で、後方は色素が少なく透明。外套膜腹面に8列の発光器の縦筋がある。頭部腹面の発光器は5列の縦筋をなす。鰭幅・長さとも外套膜の70%前後。腕には21-27個の鈎(かぎ)がある。触手には8個内外の鈎が2列ある。
腕には21-27個の鈎(かぎ)がある。
触手には8個内外の鈎が2列ある。

全関連コラム

珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目開眼亜目ホタルイカモドキ科ホタルイカモドキ属
外国名
学名
Enoploteuthis chunii (Ishikawa.1914)
漢字・学名由来

漢字 蛍烏賊擬 Standard Japanese name / Hotaruikamodoki
由来・語源 「蛍烏賊」は昆虫の蛍(ホタル)のように発光器を持っているため。「擬」は一般的に食用になっているホタルイカに似て、別種であるため。

石川千代松
Ishikawa(万延元年〜昭和10年 1860年1月30日〜1935年) 東京市(東京都)生まれ。動物学・進化論。琵琶湖のコアユを河川放流する道を切り開いた。
地方名・市場名

概要

生息域

海水生。
日本近海。ホタルイカよりもやや南に棲息。本州などではホタルイカと生息域が重なる。

生態

ホタルイカの仲間はルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという発酵促進物質を持っており、これが混合することで、ルシフェリン-ルシフェラーゼ反応が起こり発酵する。
産卵期は8月、9月前後ではないか。

基本情報

ホタルイカモドキはホタルイカと生息域が重なり、やや南に生息域をもつ。
ホタルイカよりも大型で体色が濃い。腕に鈎があるのも特徴である。
定置網やホタルイカ漁などに混ざってとれるもので、ほとんど利用されていない。
とてもおいしいイカである。
珍しさ度 珍しいイカではないが、流通しないので漁の水揚げなどを見て探すしかない。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。
漁法/底曳き網、定置網
産地/

選び方・食べ方・その他

選び方

外套膜などに針のあるもの。

味わい

旬は不明。
8月には抱卵している個体がいる。外套膜はしっかりしているが柔らかい。腕には鈎があるものの、そんなに強くはない。熱を通すと縮む。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ホタルイカモドキの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、煮つけ)、生食(刺身)
ホタルイカモドキの塩ゆで もっとも基本的な料理法だと考えている。ゆでても硬くならず、イカの風味があり、身にうま味と甘味がある。腕に鈎があるがそんなに気にならない。むしろいい歯触りを生む。真子、内臓は非常にうまい。
流水などでていねいに洗う。やや強めの沸騰した塩水で様子を見ながらゆでる。

ホタルイカモドキの煮つけ 短時間で煮つけたもの。煮つけても硬く締まることがなく、程よい食感でとてもうま味がある。醤油などの調味料との相性もいい。
流水などで洗い、酒・砂糖・醤油・少量の水を煮立たせた中で転がしながら煮る。
ホタルイカモドキの刺身 外套膜・鰭は非常に柔らかく、しかも1ぱいでわずかな量しか刺身にならない。ただイカらしい甘味がしっかり感じられる。外套膜以上においしいのが腕である。こりこりと食感が心地よく味がある。
足を抜き開いて内臓を洗い流す。皮を剥き、げその皮もていねいに取る。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど