オショロガレイ
50cm SL 前後になるのではないか? 目は右、もしくは左についている。体にある硬い骨質の鱗は弱く、背鰭・尻鰭に薄い褐色の斑紋がある。[宮城県七ヶ浜 36cm SL・1㎏]
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水・汽水域。
北海道能取湖・忍路湾・留萌、知内、松島湾、金華山沖、八郎潟、新潟県。
生態
産卵期はヌマガレイ、イシガレイとも2月、3月で、ともに川の河口域で産卵する。
両種は産卵期に同じ場所で産卵するために交雑が起こる。
基本情報
自然界に発生するハイブリッドで、生息域はヌマガレイとイシガレイが混在する海域である。
目の位置が左右どちらかであるなど、どちらかの形質が強く出ることがあるかも知れない。
水揚げは非常に希で、交雑種と認知されないまま流通している可能性が高い。
手に入れた個体は宮城県産であるが、味わいとしてはイシガレイに近い。
ヌマガレイ、イシガレイとも活魚でしか評価されない魚なので、活魚でさえ流通すればおいしいと思う。
珍魚度 非常に珍しいと思われる。出現の確率などは不明だが、探しても手に入るものではない。
水産基本情報
市場での評価/まだほとんど見ていない。
漁法/
産地/北海道、宮城県
選び方・食べ方・その他
選び方
厚みのある個体で、活魚がいい。
味わい
旬は不明。味はヌマガレイとイシガレイの中間的なものだが、今回の個体はよりイシガレイに近かった。
鱗は骨質状で引くことはできない。皮は厚みがあって強い。骨は硬くない。
透明感のある白身で熱を通しても硬く締まらない。
ヌマガレイ、イシガレイ同様に熱を通すと、わずかだが活魚でも臭味がでる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
オショロガレイの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身)、揚げる(フライ、天ぷら、唐揚げ)、ソテー(ムニエル)、煮る(煮つけ)、汁(潮汁)
水洗いして5枚に下ろす。皮を引いて薄く切りつける。
5枚に下ろして皮を引き、塩コショウする。少し臭味があるのでカレー粉などを使ってもいい。小麦粉をまぶし溶き卵にくぐらせパン粉をつけて中温で揚げる。
5枚に下ろし、皮を引く。適当な大きさに切り、振り塩をする。出て来た水分を取り、小麦粉をまぶし、衣をつけて短時間で揚げる。
水洗いして5枚に下ろして、鰭際を切り取る。水分をよくきり、片栗粉をまぶしてじっくり時間をかけて揚げ。一度取りだし今度は高温で揚げる。揚げ上がりに振り塩をする。
五枚に下ろして、腹側を切り身にする。弱めの振り塩をして少し寝かせて出て来た水分を取る。これを焼き、9分通り焼けたら、みりんと醤油を合わせた地を塗りながら仕上げる。
五枚に下ろして。腹側を切り身にする。塩コショウして小麦粉をまぶして多めの油でじっくりとソテーする。余分な油をすててバターで風味づけ。
水洗いして頭部やかま、肝などを取り分けて置く。湯通しして冷水に落としてぬめりなどを流す。水分をよくきり、酒・醤油・砂糖・水で煮る。仕上げに振りしょうがをする。
5枚下ろしにし中骨の中心部分だけにする。適当に切り、湯通し氷水に取る。水分を切り、酒・醤油・みりん・水、しょうが、さし昆布と煮る。他の具は火の通りにくいものから加えていく。
あらは適当に切り、湯通しする。氷水に落としてヌメリなどを流し、水切りする。これを差し昆布をした水から煮出して酒・塩で味つけする。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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