ミギマキタテゴトナシボラ
殻長(貝殻の高さ)20cm前後になる大型の巻き貝。ずんぐりと丸く肩が盛り上がって丸い。縦方向に畝状の盛り上がりがあり、螺肋(貝殻を周る筋)がはっきりとしている。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★ まずくはない |
概要
生息域
福島県〜北海道、千島沖。水深80メートル〜180メートル。
生態
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基本情報
食用貝の多いエゾバイ科のなかでももっとも知名度の低いもの。エゾボラ(まつぶ)などエゾボラ属と比べると味が落ちるために主に産地周辺でのみ流通するのではないかと思っている。
水産基本情報
市場での評価 関東への入荷は希だが珍しくはない。見慣れない貝なので大きさの割りに安い。
漁法 底曳網
主な産地 北海道釧路、福島県原釜(相馬市)
選び方・食べ方・その他
選び方
生きているもの。身がしっかり硬く、痩せていないもの。
味わい
旬は不明。
貝殻は厚みがあるがもろい。身は取り出しやすい。
足を食べる。黒い斑が入る。まったくクセのない味わいで甘みがある。
エゾボラなどに比べるとやや柔らかい。内臓はクセがなく、旨みがある。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ソテー(バター焼き)、生食(刺身)、焼く(焼貝)、煮る(煮つけ)
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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