このページは旧ページです。新ページをご利用下さい。
市場魚貝類図鑑では現在新ページへの移行を行っております。
既に一部のページを除き、新ページの方が内容が充実しております。新ページも合わせてご利用下さい。
新ページ「シリヤケイカ」はこちら >>
|
|
|
|
|
|
|
 |
 |
鮮度のよいとき外套膜背側に星状の白い斑紋がでる。外套膜後部、貝殻(甲)に針がない。外套膜後部(一般に頂点と思われている部分)から粘液を出している。またそこが薄汚れて見える。
|
頭足綱コウイカ目コウイカ科
|
|
魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆刺身/天ぷら/ゆでる(酢みそ和え)/焼く(干物)
◎非常に美味
|
大きさ◆■外套背長20センチ前後。
|
生息域◆■関東以西、東シナ海、南シナ海。東北地方南部以南。西太平洋温帯・熱帯域。 |
生態◆
■アマモ、海苔ひび、フトヤナギモなどに4月から7月にかけて産卵する。
|
市場での評価・取り扱われ方◆ウイカなどに混ざって入荷することが多い。値段はコウイカと同様に高い。ただし単独種での入荷の場合値が低いことがある。
|
シリヤケイカの基本◆
■コウイカとしばしば混同されてくる。
■甲(貝殻)をつけたまま干物にする。これを「甲つきするめ」という。
|
漁獲方法◆■刺し網/底曳網/定置網/釣り
|
漢字◆
■「尻焼烏賊」。
由来◆尻(外套膜後部)から粘液を出し、尻が焼けて(汚れて)見えるイカの意味。 |
「こういか(甲烏賊)」について
■貝殻(甲)を持つイカの意味。
■貝殻(甲)は浮きの役割。
■コウイカ(ハリイカ)類の鰭を一般に「えんぺら」と呼ぶ。
|
呼び名・方言◆
■別名「ハリナシコウイカ(真烏賊)」。
■関東の市場で古くは「マイカ(針無甲烏賊)」。
■島根県では「シリイカ(尻いか)」、「シリクサリ(尻腐り)」、「シリコウイカ(尻甲いか)」。
■「ジンゴベイ」。
■「ツベクサリ(尻くさり)」。
|
釣り◆■東京湾ではコウイカの釣りが盛んである。寒い時期にシャクリ竿、もしくは比較的軽い竿を使い、テンヤという2本の引っ掛け針がついた道具にシャコの餌をつけて釣る。ここにシリヤケイカも混ざる。 |
|
◆食べてみる◆
原則としてイカの下ごしらえのときあまり水で洗いすぎないこと。
刺身はねっとりとして甘みがあり美味。
コウイカ同様天ぷら、塩焼き(干物)にしてもうまい。
●寿司に関しては寿司図鑑へ!
同定/『新・世界有用イカ類図鑑』(奥谷喬司 全国いか加工業協同組合)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
参考/『島根のさかな』(島根県水産試験場 山陰中央新報社)、『イカ』(奈須敬二、奥谷喬司、小倉通男 成山堂)、『イカはしゃべるし、空も飛ぶ 面白いイカ学入門』(奥谷喬司 講談社)
■私見
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
●本サイトの無断転載、使用を禁止する
|
|
 |
刺身はコウイカ(墨烏賊)同様絶品。下ごしらえのとき水で洗いすぎないこと。 |
|
|
|
|
|
|
|
|