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イモガイ
一般的に「イモガイ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
イモガイについて
イモガイ科の巻き貝のことである。房総半島以南の本州など温帯域にもいるが、熱帯域に多くの種がいる。アンボイナなど毒を持つ種もいるので要注意。貝の収集の対象としても重要である。
江戸時代からの呼び名で、目八譜などにもある。広辞苑に「その状里芋の子に似る」とある。要するに里芋(さといも)と似ているので「芋貝」となる。
ただしヤキイモは1950年に黒田徳米がつけたユーモラスな和名なので、サツマイモなのかも知れない。
「イモガイ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「イモガイ」ですがそれ以外はイモガイの仲間ではありません。
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海水生。潮間帯〜水深25mのサンゴ礁の砂地。
伊豆諸島以南の熱帯インド-西太平洋。琉球列島などに多いが矢舌(毒銛)に毒を持ち人を死に至らしめる。とても危険。基本的に触らないことだ。
刺されると激しい痛み、しびれ、手足や口の周辺のしびれが起きる。嘔吐やめまい、涙が出る。
最悪の場合は呼吸困難、声が出なくなり・・・
アンボイナのページへ
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海水生。潮間帯〜水深50mの岩礁域、サンゴ礁の間の砂地や泥の中。
八丈島、土佐湾以南の熱帯インド-西太平洋。貝の収集の対象で、殻皮の舌に美しい模様がある。ただし貝殻を処理しないと美しい貝殻は見ることが出来ない。
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海水生。潮下帯〜水深30mのリーフ水路、アマモ場砂地、砂・岩片底。
八丈島・紀伊半島以南。
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海水生。水深10〜400メートルの砂泥地。
銚子〜ニューカレドニア。収集の対象として基本的なもの。
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海水生。潮間帯〜水深20mのサンゴ礁。
八丈島・紀伊半島以南の熱帯インド-西太平洋。貝の収集の対象。
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海水生。潮間帯〜潮下帯の岩礁、サンゴ礁域。
八丈島・紀伊半島〜インド・西太平洋域。収集の対象。
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海水生。潮間帯〜水深50メートル。
三宅島、紀伊半島、山口県北部〜熱帯インド・西太平洋域。琉球列島などに多いが歯舌に毒を持ち危険。
刺されると激しい痛み、しびれ、手足や口の周辺のしびれが起きる。嘔吐やめまい、涙が出る。
最悪の場合は呼吸困難、声が出なくなり、動けなくなり目がかすむなども。
呼吸困難での死亡・・・
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海水生。水深35〜240メートルの砂泥地。
三重県〜九州。フィリピン、ソロモン島、ニューカレドニア。
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海水生。潮間帯〜水深20mの砂地。
八丈島、高知沖、九州西岸以南、奄美大島、沖縄、石垣島。
インド洋、太平洋。
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海水生。潮下帯〜水深50メートルのサンゴ礁間の砂地や砂礫地。
房総半島〜熱帯インド・西太平洋域。
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海水生。潮間帯〜水深50mの岩礁域、サンゴ礁域。
伊豆諸島以南。熱帯インド・西太平洋。貝の収集の対象。食用とはなっていないと思われる。
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