マグロ
一般的に「マグロ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
マグロの種類

マグロの種類
一般的にマグロと呼ばれているのはスズキ目サバ亜目サバ科マグロ属の魚である。
世界中にクロマグロ、ミナミマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、コシナガマグロ、タイセイヨウクロマグロ、タイセイヨウマグロの8種がいる。国内で食用になっているのはタイセイヨウマグロを除く7種だ。
もっとも高級とされ、別名「ほんま(本鮪、本ま)」などと呼ばれているのは太平洋のクロマグロと大西洋のタイセイヨウクロマグロで値段的にもマグロ類の頂点にある。
次いで高級なのはミナミマグロで、市場では「インド」の方が通りがいい。南半球に生息するのでクロマグロの旬が日本が寒い時期なのに対して、日本列島の夏が旬にあたり、夏マグロの代表でもある。「本ま」同様、非常に高価で大トロがとれ、オーストラリアで養殖も行われている。
メバチマグロは体長2m前後になり、全世界の熱帯から温帯域でとれ、資源量も漁獲量も多い。関東では庶民のマグロでスーパーなどで見かける機会がもっとも多い。
キハダマグロは関東ではマイナーな存在で静岡県以西の太平洋に面した地域でよく食べられている。関西ではマグロのことを「ハツ」というがキハダは「本ハツ」でもっとも好まれていた。加工用としても重要で缶詰(ライトツナ/Light tuna)、なまり節などにもなる。
ビンナガマグロは流通上では「ビンチョウ」と呼ばれている。体長1m前後の小型で1980年代くらいまでは産地周辺でのみ生食されていて、ほぼ総てが缶詰(ホワイトツナ/White Tuna)などの加工用だった。これが静岡県などで脂ののったものを「びんとろ」として刺身で提供するようになり、回転ずしなどで人気をはくし今に至る。
ほぼ総てが水産上重要な種だが、コシナガとタイセイヨウマグロの2種はややローカルな存在でしかない。
特にコシナガは秋になると西日本、山陰などに回遊してくる。産地では人気があるものの関東での評価は低い。
マグロは江戸前ずしの華
「マグロ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「マグロ」ですがそれ以外はマグロの仲間ではありません。
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タイセイヨウクロマグロ ●
海水魚。 メキシコ湾、地中海、大西洋の熱帯・温帯域。今(2013年7月2日)でもクロマグロ2種は流通上はあまり区別しているとは思えない。 大西洋の地中海、メキシコ、ボストンなどで上がる、養殖されているマグロは高価でタイセイヨウクロマグロのページへ