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2004年11月12日 浜名湖三河の旅09 半田市 2004年11月11日から翌12日まで、浜名湖三河を旅しました。 ■浜名湖三河の旅目次へ ■静岡の目次へ ■市場魚貝類図鑑 |
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04/11.12 浜名湖三河の旅 09 半田市 衣浦海底トンネルを抜けると半田市。半田市に来たのは昔『四季の味』という季刊誌を愛読しており、その表紙を飾っていたのが松華堂という和菓子屋さんの上生菓子。それと半田市の方から昔ながらの魚貝類を売る市場があるという情報もいただいていた。時間的に市場は閉まっているだろうが、ここに本社があるミツカンの酢の博物館というのも魅力的だ。ちなみに我が家で日常的に使っているのはミツカンの山吹である。 市街地にはいるとすぐ市役所を見つけた。今時、珍しいほどに古めかしく質素な建物に半田市への好意が湧いてくる。どうも市役所などの建物と「住みやすさ、街の魅力」などは反比例するように思えてならない。市役所に入って案内の女性に「街の地図をいただけますか? またここに観光的ではない市場があると聞いたのですが?」と聞くと、若い女性であるためか、あまりそのあたりのところは詳しくない様子。それでフロアで案内をしていた男性を呼んでくれて、その方が地図を開いて市場や松華堂、また日本酒の藏元などにマークを入れてくれ、観光課でいろんなパンフレットいただく。このとき半田市役所職員の方たちにはとても懇切丁寧な対応をしていただいた。こんなところで書くのも変であるがお礼を言いたい。 市役所を出て半田運河を渡ると左手に広大なミツカンの工場、そしてミツカンの大きなビル。右手にはこれも大きな日本家屋と土塀が続いている。これは中埜半六邸、ここを過ぎてあるが国盛という藏元。ここに『酒の文化館』というのがある。中には酒の醸造に使う桶や写真が展示していて酒も購入できる。藏を改築して資料館としたものでコツコツと木の階段をのぼると広いスペースに酒の醸造の道具や資料が並んでいる。その奥が酒の販売をしている売店がある。この売店の部屋に入って驚いた。団体客が動きがとれないほど群れていて、そのうるさいこと半端ではない。いい歳をして大人たちの、この騒がしさ品のなさはどうだろう。群れをかき分けて、売店の前に出た。ここで大吟醸を試飲すると、なかなかいい味わいであり、あまり吟醸香が強くないのにも好感が持てた。ということで「半田郷」という銘柄の酒を1升瓶で買う。この酒であるが大吟醸ほどには好ましい味わいではなかった。どちらかというと旨味に欠けており私的には「うまくなかった」としか書きようがない。 ここから歩いてすぐのところ、銀座本町というところに『松華堂』はあった。ひっそりと古めかしい建物が人影まばらな通りに佇んでいる。ここで「半田まんじゅう」と竿ものを2つ選んだ。これで3千円をゆうに超える値段、味わいから言って“安いもの”であった。この店の和菓子は「ただものではおまへん!」。 この銀座本町というところ、なんと風情のある懐かしい町並みであることか。特に角にある「日の出」という食堂らしき建物は思わずカメラのシャッターを押さしめてしまうほどに味わい深い、いい建物だ。碧南で昼食を食べなければよかったと後悔する。 銀座本町をミツカンの藏を目指す左手にも古めかしいお茶屋さんがある。こんな街に暮らすのも楽しいだろうな! とゆっくり歩くこと、ほんの2〜3分、ミツカンの『酢の博物館に来てみると観光バスで来たのだろうか? 凄まじい群れのオバサンとオジンに巻き込まれてしまった。このどう猛な群れに襲撃されて博物館どころではなくなった。仕方なく入り口の売店で「純酒粕酢三ッ判山吹」を1本買い退散する。この「純酒粕酢三ッ判山吹」は我が家で使っている寿司用の「山吹」とは違って粕酢そのもの。香り、味わいともに強く名品なのだ。 市役所の駐車場に帰り着いたのが3時。もう一度、衣浦海底トンネルを抜けて一色に戻る。ここで今日、底引き網の船が出るのか問い合わせると残念ながら出ていないとのこと、仕方なく旅を終わらせて音羽蒲郡インターを目指す。 |
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