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背鰭尻鰭は基底部が長い。身体が丸く細長い。全体に薄い小豆色で鞍をかけたような濃い褐色の帯がある。
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トラギス科について◆
■トラギス科は世界に50種。
■食用となるのはクラカケトラギス、トラギス、アカトラギス、オキトラギスなど。ワニギス亜目にはハタハタなどがいる。
■鮮魚で取り引きされるよりも、加工原料として重要。
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硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系
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スズキ目ワニギス亜目
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トラギス科トラギス属
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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆天ぷら/塩焼き(干物)/煮つけ/刺身
○美味
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大きさ◆■20センチ前後になる
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生息域◆■新潟県・千葉県以南、朝鮮半島、台湾、ジャワ島。 |
生態◆
■産卵期は2月から6月と10月から11月。
■肉食でゴカイ、甲殻類、小魚などを捕食。
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市場での評価・取り扱われ方◆トラギス科では唯一関東でも入荷のあるもの。他の種は非常に希。値段は1000円(キロ当たり)前後で手頃。 |
クラカケトラギスの基本◆
■「ギス」とつくがキスの仲間ではない(キス科ではない)。
■関東では「トラギス」、関西などでは「トラハゼ」。
■蒲鉾や練り製品の材料となる。
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漁獲方法◆■底曳網
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漢字◆
■「鞍掛虎鱚」。
由来◆■馬に鞍をかけたような文様があるトラギスの意味。 |
呼び名・方言◆
■島根県では「ゴズ」、「コズ」、「ゴジ」、「トラハゼ」。
■「イシブエ」、「エソ」、「オキハゼ」、「ケイセグズ」、「ゴロハチ」、「トウグロ」、「ドンコ」、「ドンポ」、「ハゼ」、「ログイ」。
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釣り◆■トラギスの仲間は意外に深い海の底にいる魚であり、100メートルなんてところから、釣り上がる。クラカケトラギスは比較的浅い場所に多く。シロギスなどの浅場の釣りでも外道だ。仕掛けはシロギスのもので片天秤仕掛け、エサはイソメ類。 |
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◆食べてみる◆
鮮度は落ちやすい。
いちばんうまいのは天ぷらだろう。白身ながら味があって、皮目が香ばしい。
塩焼きにしても美味。当然干物にしてもうまい。
鮮度さえよければ刺身としても上々である。
他には刺身、唐揚げ、フライなど。
●寿司に関しては寿司図鑑へ!
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
■は私見、市場魚貝類図鑑のデータベースから
●同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
●参考/『日本の海水魚』(岡村収、尼岡邦夫編・監修 山と渓谷社)、『島根のさかな』(島根県水産試験場 山陰中央新報社)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)
●本サイトの無断転載、使用を禁止する
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天ぷらはとても美味だ。料理店などで変わりネタとして出すと面白い。
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干物は各地で作られている。画像は愛知県一色町のみりん干しだがとても味がいい。 |
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