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形態◆頭が小さく黒い斑点が全身に散らばる。体側に縦に桃色の帯がある。 |
サケ目サケ科(Salmoniformes) について◆
■1科11属約66種。
サケ科(Salmonidae) について◆
■主な属はイトウ属(Hucho)、イワナ属(Salvelinus)、サルモ属(タイセイヨウサケ属 Salmo 大西洋にだけ生息)、サケ属(Oncorhynchus 太平洋にだけ生息)の4属。
サケ属(Oncorhynchus) について◆
■太平洋に生息、太平洋の河川に遡上するサケ科の魚。
■サケ、ギンザケ、ベニザケ、ニジマス、カラフトマス、サクラマス、マスノスケ(キングサーモン)。食用として総て重要。
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顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目サケ目サケ科サケ属
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆塩焼き(塩鮭)/刺身/ムニエル(バター焼き)/フライ他 ◎非常に美味
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大きさ◆■90センチ前後になる。
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生息域◆■原産地はアラスカ東部からメキシコ北西部の太平洋側、カムチャッカ半島。
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生態◆
■産卵期は10月~3月。
■生後2年ほどで産卵可能になり、何度も産卵する。
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市場での評価・取り扱われ方◆
あまり市場では見かけない。これはレストランなどの注文に応じて搬入しているためだと思われる。値段は安い。 |
◆食べてみる◆
養殖されたものがほとんど総て。脂があり、身がサーモンピンクそのもので美しい。
寄生虫がいないとされており、刺身としても楽しまれている。
塩焼きサイズでの入荷が多く、基本はやはり塩焼き。ややサケ特有の臭みがあるが、非常に美味。
ムニエル(バター焼き)にしてもうまい。
大きくなったものの刺身は、脂がのっており、これも美味。
◆加工食品。名物・伝統料理◆
各地でニジマスの燻製、開き干しなどが作られている。
●寿司に関しては寿司図鑑へ!
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ニジマスの基本◆
■以前ニジマスはニジマス属とされサケと別になっていた。それが太平洋で棲息するサケなどに近いとされサケ属の魚となったのである。すなわちニジマスは一般的なサケマスと同属。
■ヨーロッパ、アジアなどにも移植されている。
■一生を淡水で暮らし孵化、産卵するものと、海に下るものがいる。淡水型を身体に現れる斑紋から「レインボートラウト(reinbou trout)」、降海型を「スチールヘッド(steel head)」と呼ぶ。
■降海型は淡水の河川で2~3年を過ごし、川を下り1年~4年海で暮らす。夏から冬に河川を上り、翌春には産卵する。サケは産卵後総て死んでしまうのであるが、ニジマスでは2~3回産卵を繰り返すものがいる。
■原産国のアメリカからの最初の移入は明治、1877年で、各地で増殖が行われた。また北海道や東北のなどでは自然繁殖もしている。今でも各地で養殖が盛んに行われていて、山国での貴重な観光資源、また食べ物と位置づけしてもいいと思う。
■養殖魚として病気に強い。
■ニジマスの改良型にドナルドソンニジマスというのがある。近年、これをスチールヘッドとかけあわせたサーモントラウトがノルウェー、チリなどで養殖されている。国内ではニジマスを母親にイワナ、アマゴで「絹姫サーモン」が、ブラウントラウトで「信州サーモン」が3倍体として生み出され寿司ネタやスモークサーモンの材料とされ人気がある。
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漁獲方法◆
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漢字◆「虹鱒」
由来◆体の文様から。 |
呼び名・方言◆
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釣り◆餌釣り、ルアー釣り、フライフィッシングの重要な対象魚。多くが管理釣り場での釣りとなる。 |
●女川産長野県安曇野産
●同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
■市場魚貝類図鑑データベースから
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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