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Patinopecten albicans
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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魚貝の物知り度/★★★
■関東の築地をはじめとする市場には剥き身での入荷がほとんど。
刺身/茹でる/焼く
 北海道南部以南、九州の砂地に棲息。
 鳥取県の貝殻節は本種を粉に引くことで生まれたというのを聞いたことがあるが、それほど漁獲されていたのだろうか? と本種のことを調べるうちに駿河湾、土佐湾などで今現在ほそぼそと漁獲されていることが判明した。そして普段、生息数の少ないはずの本種が何年かに一度大量発生する。鳥取の貝殻節もそんな豊漁年の歌であろうか?
 また古くは「いたらがい」。また漢字で書くと「板屋貝」すなわち、板葺き屋根のような貝ということ。下の写真を見るとわかるが右側の貝殻が深いのを利用して柄杓(ひっしゃく)をつくることから「ひしゃくがい」とも言われる。
メモ/築地をはじめ関東の市場でしばしば「ボイルイタヤ」というのを見かける。これをてっきりイタヤガイであると思いこんでいたら、実は原料はホタテガイなのだ。しかも箱にはしっかりホタテガイの文字がある。きっとイタヤガイのものもあるのだろうと見かけるたびに原料を確認するがいまだイタヤには出合えない。それで、この業者の方にイタヤのものを作っていないのか問い合わせてみた。すると年間に少量ではあるが出荷しているものの価格はホタテの倍。築地をはじめまず一般にでまわるものではないという。どうしてホタテのものを「イタヤ」と書かれ、間違われるようになったかというと、イタヤは数十年にいちど大発生をして豊漁になる。この業者がある福井県でもそれがあり、むき身のゆでたものを大量に出荷した。そのおりにイタヤガイの会社ロゴを作成、いまでもその業者はパッチ(発砲の箱に魚貝類を入れるがその上に乗せるビニール製のフィルム)などでイタヤのマークを使っている。これがために市場でも「イタヤ」とあやまって書かれているのだ。ちなみにこの業者のつくるボイルホタテは品質がよいので有名。
■高知県土佐湾でとれたものを塩ゆでにして食べてみた。これは身に甘味があって美味。実は刺身にするものの貝柱が小さくてあまりうまいとは思えなかったためである。島根県隠岐などで養殖されているものは非常に美味であると聞くが、イタヤガイにも育て方や旬があるものと思える。他には焼く、バターでいためるなど旨味が十分にあるものであるから使い道はたくさんありそうだ。

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