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硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区側
原棘鰭上目サケ目キュウリウオ科シシャモ属
シシャモ
Spirinchus lanceolatus (Hikita)
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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆干物/刺身/塩焼き/天ぷら
◎非常に美味
市場での評価・取り扱われ方◆
■干物は年間をとおして出回っているが、とても高い。
■関東の市場でも鮮魚は普通。秋には必ず見かける。値段は高値安定。
シシャモの基本◆
■干物としては非常に高価。
ヨモギの茎を口に通しシシャモを干す光景を「すだれ干し」と呼ばれ北海道の早い冬の風物詩となっている。
■卵に価値がある。加工食品(干物)では雌(めす)が高く、雄(おす)は安い。
■スーパーなどで「シシャモ」として売られているのはノルウェーやアイスランド周辺で漁獲されるカペリン(カラフトシシャモ)である。
1913年に北海道大学の疋田豊治によって新種として発表された。
日本固有種。
産卵のために川に上る時期が漁の時期でもある。
産地としては鵡川(鵡川町)、沙流川、十勝川など。
昔は川を埋め尽くすほど遡上し、たくさんとれたとされている。
シシャモが全国的に知られるようになったのは戦後のこと。
生息域◆北海道の太平洋側。
生態◆
10中旬~11月上旬にかけて川を遡上、下流域で産卵する。
産卵後、海にくだって成長する。
翌秋にはオスは多くが成熟し産卵に参加して死ぬ。また小型のオスは海に残り、翌年2年目に産卵に加わる。メスは1年で成熟産卵、翌年には2度目の産卵をする。
だからシシャモの寿命は3年から4年。
大きさ◆18センチ前後になる
漁獲方法◆けた網漁(底曳網の一種)
漢字◆「柳葉魚」。
由来◆
アイヌの神によって柳の葉(「柳=スス」+「葉=ハム」もしくは「柳=シュシュ」+「葉=ハム」)からつくられたという伝説に由来する。
伝説はサケがとれなくて困ったときアインシモリ(アイヌの人)がカムイ(神)に祈りをささげたところ、柳の葉が落ちて魚になった。これがシシャモであった。
呼び名・方言◆
「すさも」、「すしゃも」。
アイヌ語で「スサム」、「スス・ハム」、「シュシュ・ハモ」
釣り◆調べているところ。
◆食べてみる◆
 
やはり干物(鮮魚は軽く塩をして一夜干しに)をあぶって食べるのがいちばんうまい。
 最近は鮮魚として出回っているが刺身には独特の風味があって美味だ。
 他には天ぷら、フリッター、バター焼き(ムニエル)などにもなる。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
●参考文献『新 北のさかなたち』(北海道新聞社 監修/水島敏博、鳥澤雅 編/上田吉幸、前田圭司、嶋田宏、鷹見達也
同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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道東産のメスの干物。たぶん1本で200円くらいはする。



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