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◆食べてみる◆
その昔、洋食の世界ではエビフライのエビは本種であったという(『たいめいけんよもやま噺』から)。だからエビフライはもっとも高価な品書きだった。これは試してみたいが、いまだ果たせていない。
まあ月並みにうまい料理法はイセエビを2,3匹ぶつ切りにしてのみそ汁だと思う。
茹でたものが一般的だが、これも美味。
半割にしてソテー、塩焼きにしても美味。
刺身は値段からするとややもの足りない。
他には中華料理、フランス料理にも向いている。
●寿司に関しては寿司図鑑へ!
参考/『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『河岸の魚』(町山清 国際商業出版)、『たいめいけんよもやま噺』(茂出木心護 旺文社文庫)
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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腹部節中央部には白い斑点がない
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甲殻綱十脚目イセエビ下目イセエビ科イセエビ属
イセエビ
Panulirus japonicus (Von.Seibold,1824)
●イセエビ科の他のエビにはここから!
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魚貝の物知り度(一般的には)/
★★★★★これ知ってなきゃハジ
魚貝の物知り度(現実的には)/
★★ 知っていたら達人級
食べ方◆みそ汁/ゆでる/
焼く(グリル、ソテー)/刺身
伝統料理◆鬼がら焼き(つけ焼き)/具足煮(煮つけ)
◎非常に美味
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市場での評価・取り扱われ方◆産地は千葉県、静岡県、三重県、和歌山県、長崎県などが多い。入荷は少なくない。超高級エビ。 |
イセエビの基本◆
■シーボルト(1796〜1866)が自ら集め、オランダに持ち帰り、新種記載したもの。
■祝儀など晴の日に欠かせないもの。
■正月飾りに使われる。
■関東では「鎌倉えび(かまくらえび)」と呼ばれていた。
■甲羅が硬く鎧(具足)をつけた武士のように見えるので、縁起物として使われる。
■古く「海老フライ」はイセエビで作られていた。
■「海老茶(えびちゃ)」というのはイセエビに似た濃い赤紫に黒みをおびたもの。明治大正期に女学生の袴の色として流行した。
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生息域◆■茨城以南の太平洋側、韓国、台湾などにも棲息している。 |
生態◆
■浅い岩礁に棲む。
■産卵期は初夏から秋。
■孵化したものがフィロゾーマ幼生で1年ほどプランクトン(浮遊)生活を送る。
■プエルルス幼生となって着底する。
■発音器を持っており、陸上にあげると「クク・クク」と音をたてる。
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大きさ◆■体長30センチを超える
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漁獲方法◆■刺し網
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漢字◆■「伊勢蝦」、「伊勢海老」。
由来◆伊勢湾でたくさんとれたため。
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呼び名・方言◆調べているところ。 |
釣り◆磯釣りなどの外道として釣れる。
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