ドジョウ
一般的に「ドジョウ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
標準和名「ドジョウ」のページはコチラになります。
流通上のドジョウ
築地場内で売られているカラドジョウ
東京市場で見ると、商品としてのドジョウはカラドジョウとドジョウの2種である。
カラドジョウはほぼ中国産で、大きさが選べて、「大ど」と呼ばれる大型も多い。
ドジョウは入荷が不安定で大きさもマチマチ。「大ど」は少ない。
国産のドジョウは貴重なもので、高価である。
ドジョウについて
「ドジョウ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「ドジョウ」ですがそれ以外はドジョウの仲間ではありません。
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アジメドジョウ
淡水魚。山間部の河川上流、中流域、早瀬〜平瀬の礫底。 日本固有種。富山県、長野県、岐阜県、福井県、滋賀県、京都府、三重県、大阪府。国内の山間部などに少ないながら生息している。 絶滅危惧種である。 流通は食習慣を残すためのみで地域的なものとしておきたい。アジメドジョウのページへ -
オオシマドジョウ ●
淡水魚。緩やかな流れの中流域。 本州・四国の瀬戸内海流入河川。 本州福井県、滋賀県、奈良県、和歌山県北部、大阪府、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、島根県西部、山口県東部、大分県一部地域。「Cobitis biwae Jordan and Snyder,1901」を区分したもの(オオシマドジョウ、ニシシマドジョウ、ヒガシ・・・オオシマドジョウのページへ -
カラドジョウ ●
淡水魚。流れのない水路や沼の泥底。外来種。 群馬県、栃木県、埼玉県、神奈川県、長野県、愛知県、岐阜県、滋賀県、山口県、香川県、愛媛県などで定着。アムール川〜ベトナム北部の中国大陸東部、朝鮮半島西部、台湾、海南島。近年、ドジョウよりも中国から輸入されている本種の方が市場で見かける機会が多くなった。関東などで何気なく食べて・・・カラドジョウのページへ -
ホトケドジョウ
淡水魚。湿地帯などの細流、湧き水、田の溝、山間部の河川の流れが穏やかで落ち葉などのたまる場所など。 日本固有種。青森県をのぞく東北地方〜三重県・京都府、兵庫県。ドジョウ科から『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑』(中島淳/文、写真/内山りゅう 山と渓谷社)によってフクドジョウ科に移動させた。 清くて緩い流れのゆるい・・・ホトケドジョウのページへ