リュウキュウヒメジ

Scientific Name / Parupeneus pleurostigma (Bennett, 1831)

リュウキュウヒメジの形態写真

29cm SL 前後になる。成魚は第2背鰭び前方に暗色斑がある。幼魚には第1背鰭後部下方に丸い暗色斑がある。尾柄部に暗色斑がない。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ヒメジ科ウミヒゴイ属

    外国名

    学名

    Parupeneus pleurostigma (Bennett, 1831)

    漢字・学名由来

    漢字 琉球比売知 Ryukyuhimeji
    由来・語源 主に琉球列島に多いヒメジの仲間という意味合い。
    〈ヒメジ科ウミヒゴイ属リュウキュウヒメジ〉『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。サンゴ礁の海藻繁茂域、砂礫域、浅い礁湖のサンゴ・岩場。
    小笠原諸島、伊豆半島東岸〜高知県柏島・山口県日本海沿岸(少ない)、屋久島、琉球列島。
    済州島、台湾、香港、西沙諸島、インド-西太平洋。

    生態

    基本情報

    リュウキュウヒメジと思われていたものには2型があることがわかる。画像のものは後々にもリュウキュウヒメジとなるもの。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 まーす煮、ポワレ、フライ、刺身(皮霜造り)
    まーす煮◆沖縄の郷土料理である、まーす煮は少量の水と塩で煎り煮をするもの。強火で水分を飛ばしながら作る。身はしっとりと骨離れがよく、皮には甘みがああって滋味を感じる。煮汁は魚からの旨味で旨味が強く身や皮と絡めて食べたい。
    ポワレ◆フレンチのポワレは小麦粉をつけないで塩こしょう。たっぷりのオイルのなかで弱火で香ばしく焼き上げるもの。皮に厚みがあるものが向いている。皮に厚みがあり、独特の風味を持つ。白身で繊維質でぼろぼろしない身なので、もっとも良質なポワレとなる。
    フライ◆皮付きのままでも、皮を引いてもいい。皮には甘みがあるのだが、フライにするとあまり存在感を感じない。ただし栄養面からすると皮付きを進めたい。揚げて、しっとりした身は非常に美味。
    刺身◆身にも十分な旨味があるが、皮霜造り、焼き霜造りなど皮を生かしてつくると本種ならではの味わいとなる。皮にも身にも甘みがあり、滋味豊かな味がする。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/瀬能宏さん(神奈川県立生命の星地球博物館)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)
  • 主食材として「リュウキュウヒメジ」を使用したレシピ一覧

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