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タラバエビ科(甘えびの仲間)の簡単目次 市場一般名と標準和名 ★は本ページ
●タラバエビ科のエビは今や人気抜群となっている。でも市場一般での呼び名と標準和名がしばしば混乱する。ここに対比表を作った
市場一般名
標準和名
市場一般名
標準和名
ぼたんえび
トヤマエビ
ぶどうえび
ヒゴロモエビ
ぼたんえび
ボタンエビ
流通しない
ブドウエビ
ぼたんえび
スポットエビ(輸入)
縞えび(しまえび)
モロトゲアカエビ
甘えび(あまえび)
ホッコクアカエビ
北海縞えび(ほっかいしまえび)
ホッカイエビ
甘えび(あまえび)
ホンホッコクアカエビ(輸入)
形態◆明るい朱色に褐色の横縞、胸部(頭部)に白い斑紋が散らばる。タラバエビ科では大型種で20センチを超える。
十脚目(Decapoda)抱卵亜目(Pleocyemata)について◆
クルマエビ上科をのぞく総ての十脚目のエビと異尾下目(ヤドカリ類)、短尾下目(カニ)。
オトヒメエビ下目、コエビ下目、ザリガニ下目、イセエビ下目、アナジャコ下目、異尾下目(ヤドカリなど)、短尾下目。
産卵した卵はいったん腹枝に抱かれて保護される。卵内でノープリウス幼生期を過ごして、ゾエア幼生として孵化する。
タラバエビ科(Pandalidae) について◆
食用エビのなかでも主に生食用。
ホッコクアカエビ(甘エビ)、トヤマエビ(ボタンエビ)、モロトゲアカエビ(シマエビ)、スナエビ、ホッカイエビ(ホッカイシマエビ)、ジンケンエビ、ミノエビなど食用となる種が多い。
節足動物門甲殻亜門軟甲綱(エビ綱)真軟甲亜綱エビ上目十脚目目抱卵亜目コエビ下タラバエビ科タラバエビ属
トヤマエビ(ボタンエビ)
学名/Pandalus hypsinotus Brandt,1851
(漢字/富山蝦 英名/Corn-stripe
shrimp,Humpback shrimp,Pinl prawn)
その他のタラバエビ科のエビにはここから!
魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆刺身/しゃぶしゃぶ/塩焼き ◎非常に美味
大きさ◆20センチ前後になる。
生息域◆福井県以北の日本海側、北海道以北に棲息。
生態◆
水深100~400メートルに生息。
産卵期は北海道日本海側で4月~6月、孵化が翌年3月~5月。釧路沖で5月~6月、孵化が翌年2月~3月。噴火湾では7月~9月、孵化が翌年1月~3月。オホーツク海では4月~8月、孵化は翌年4月~8月。
産卵したら腹肢に卵を半年~10か月抱き、孵化させた後、雌は1年産卵しないが、太平洋側とオホーツク海の一部は毎年産卵する。
孵化後2.5歳~4,5歳で雄から雌に性転換する。
小型甲殻類、貝類、クモヒトデなどを餌とする。
市場での評価・取り扱われ方◆国産のものも、ロシアからの冷凍輸入ものもある。年間を通して市場に入荷する。安くてもキロあたり2000円以上、キロ当たり20000円を超えることもある。また冷凍ものも高値安定。
◆食べてみる◆
 生食用エビの王者のひとつ。甘み旨味がたっぷりな上に適度な食感が楽しめる。焼いても、しゃぶしゃぶなどにしても非常に美味。
 刺身は、鮮度さえよければ頭つきでミソを味わいようにしたい。さっぱりした上品な身と、濃厚な旨味のあるミソが面白いバランスを持つ。
 塩焼きにしても、甘エビ(ホッコクアカエビ)ほど身は痩せない。ほろほろと甘みがあって美味。
 意外に知られていないが、しゃぶしゃぶにして最高に美味。甘みも旨味も、食感もよくなる。
◆名物料理・加工品◆
寿司に関しては寿司図鑑へ!
トヤマエビの基本◆
「ボタンエビ」の代表種のひとつ。
「甘えび(ホッコクアカエビ)」よりも浅い海域に棲息するので、タラバエビ科ではもっとも早く漁獲対象とされていて、北海道噴火湾では明治35(1902)~36年のこと。砂原(北海道茅部郡森町)で手繰り網漁が始まる。また昭和30 (1955)年から漁業的開発が始まる。(参考文献/『新 北のさかなたち』水島敏博他 北海道新聞社)
■一般には「ぼたんえび」という呼び名で呼ばれている。本家のボタンエビの漁獲量が少ないので、こちらの方が名前を乗っ取った形だ。和名の「とやま」というのは最初に研究採取されたのが富山湾であるせいだが、漁獲量では北海道がダントツである。
漁獲方法◆エビカゴ漁/底曳網
漢字◆「富山蝦」
由来◆和名の「とやま」というのは最初に研究採取されたのが富山湾だから。
呼び名・方言◆
■関東の市場では「ボタンエビ」。
「トラエビ」、「シロエビ」、「オオエビ」、「ダイエビ」。
釣り◆
●参考/『大型甲殻類図鑑氈E』(三宅貞祥 保育社)、『甲殻類学』(朝倉彰編著 東海大学出版局)、『新北のさかなたち』(水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)
■or無印は市場魚貝類図鑑データベースから
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