浦戸湾を守る会に学ぶ
自然保護・環境保全などの運動)

 1月11日に浦戸湾を守る会の主催による『浦戸湾の覆砂・埋め立てに反対する講演会』が行われました。
「浦戸湾を守る会」というのは、1960年に高知市を抱くように広がる浦戸湾をなんの思惑もなく純粋に守りたいという趣旨から生まれたものです。当時高度成長期にあたり経済優先の風潮に猛烈な勢いで自然破壊が行われ、浦戸湾も深刻な海洋汚染に苦しんでいたのです。これは一部の企業と当時の政治・行政が、防災のことや市民の健康などを無視してまで利己的な利益だけを追求した結果でした。
 このような「悪質な政治・行政・企業」などは決して過去のものではありません。
 純粋に美しい自然を守りたい。今、目の前に生きるものたち、環境を守りたいという心は多くの人たちが共有するもの。それが活動の中で様々な思惑を得て変容してしまうというのが、悲しいかな私の中にも起きていて、それを正す意味でも「直球勝負、市民の立場から守っていく運動」を浦戸湾覆砂・埋め立て反対の立場からはじめます。


「高知大学理学部海洋生物学研究室所蔵標本」より

 浦戸湾に今も幸せに暮らす、アカメ。このような希少な生き物たちが心ない政治・行政などのために消えていきます。この運動には高知県だけではなく全国の人たちに参加してもらいたいと考えております。(ぼうずコンニャク記す)
1971年6月9日の「高知パルプ生コン事件」の全容がこの一冊でわかります

2004年1月11日に行われた『浦戸湾の覆砂・埋め立てに反対する講演会』の模様です。当日は80名の方が参加されました。このような市民運動を純粋に自然保護を考える市民に手で盛り上げる。これがこれからの課題です。
「浦戸湾の覆砂」というのは自然保護・環境面・防災から言っても無謀で明らかに「自然保護・環境改善」など純粋な目的をもった事業ではありません。
 なぜなら、多くの地域で覆砂自体の問題点・効果への疑問が持ち上がっています。また現実に浦戸湾は無謀な埋め立てによって台風・津波などの驚異にさらされている状態です。その上に埋め立てを名を変えてまで断行する。これは県の行政役人が「今そこにある浦戸湾」のためではなく利権や、一部の業者のために行ういかがわしい事業にほかなりません。
 この覆砂・埋め立て事業を中止させるために、できうる限り多くの市民参加を求めます。



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