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2004年12月4日 01 築地場内 ■築地市場の目次へ ■市場魚貝類図鑑へ |
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04/12.06 築地01 温暖な日々が続いていて昨日は師走なのにかかわらず夏日となった。そんな翌日の朝が寒いのなんのって。今年初めてダウンジャケットを羽織って外に出る。真っ暗な道の先には中央線への崖、そのはるか先には雲が赤く染まっている。さすがに早朝6時であるためか豊田駅の不定期の駐輪スペースも空いている。日野市が管理しているのだろうか? この駐輪場、定期のスペースばかりになってしまって、ちょっと止めたい人や、ときどき利用する人などをほとんど完全に閉め出してしまった。これはあまりに不親切というかサラリーマンである市役所職員にはサラリーマンの生活しかわかっていないようだ。 6時5分発の快速は空いている。座席で居眠りをしながら三鷹を過ぎたなと思ったら、いつの間にか新宿駅も過ぎ、お茶の水の緑の堀端が見える。そしていつの間にか神田駅に到着。京浜東北に乗り換えて7時には有楽町、マリオンを抜けてバス停にいること数分で都バスが来た。 築地6丁目に着くと場内への道が混雑している。 6丁目から波除神社をへて場内にはいるのだけれど、この道の右手に小さな名店がある。ダイダイなどを手絞りにしたポン酢がここにあって、これを見ると冬なんだなと思うし、その上、ここのおむすびなどがとてもうまいのだ。ただ残念ながらこの店、10時前に店仕舞いしてしまう。そのためにちょっと場内でときを過ごすと帰りにはシャッターが閉じられている。ここでまずポン酢を1本確保して場内に急ぐ。 海幸橋を渡って右手に宝くじ売り場がある。毎年、年末ジャンボはここで買っているのだけれど、今年はなぜかすでに買ってしまっている。こんなことで宝くじ運が消えるんだろうな! ここから横断歩道にそって場内に入る。ターレーが散乱した発砲の空箱をはねとばしている。今日は空き箱の山が高い。場内に入ったとたんに外国人の団体に囲まれる。今日はやたら外国人が多い。この人たちが買い物をするところを一度も見たことがない。彼らにとって築地は京都で寺院を見るごとく、であるようだ。また築地は東京に宿泊している人達の観光場所にもなっているようだ。 配置換えをしてから2度目であるが馴染みの店が見つからなくてこまる。また今日は珍しい魚はおろか、めぼしいものすらない。これは季節はずれの冬の台風のせいである。 元気があるのは大物(マグロ)屋くらいである。場内の看板に面白い文字を見つけた。「築地3代目」というのだがこれはなんだろう? やっと「大音」を見つけた。ここはときに珍しいものを売るし、鮮度も悪くない。ここで立ち話をして、こんどは「高梨」に行き着いた。相変わらずタラバエビの仲間の品揃え、質とも抜群。ただし今日はどれも高い。特に今年はモロトゲアカエビ(しまえび)の高値が続いている。「川鉄」という店ではスジアラ(沖縄での、あかじんみーばい)を見つけた。「入山斉藤」改め「伊勢田」に入ったがこちらにも面白いものはない。今回は場所を確かめただけ。 他には鮮魚のシシャモ、キアマダイ、アラなどが珍しいところ。キアマダイを置いていた『米勝』という店もこれから来るたびに寄ってみたい。 もののよさからするとアカアマダイの素晴らしいものが散見。しかしどれも4000円以上の高値を付けている。またキチジ(きんき)をずらりと並べた店に、いつも必ず置いてあるので当たり前な光景であるのだけれど、何度見てもほれぼれするキチジがある。でも高いんだろうな? なんどか値段を聞こうとして怖くて聞けない。 |
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