静岡県沼津市・内浦、静浦など 2004年7月9日 目次/市場魚貝類図鑑 |
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マルカネ笹市を出たのが10時頃でした。そこから内浦の方にクルマを走らせて、漁港があったので入ってみました。これが内浦漁港ではないだろうか? この駿河湾の最深部は予想以上に風光明媚で美しい。 ただ、今日は不眠の旅である上に干物のことなど調べたいことがいっぱいなので、ここで沼津市街の方に寄り道をしながら引き返します。 最初の寄り道、静浦港は規模が大きく漁船の数も多い。ただこの時間、港は閑散としており小アジ釣りの老人達が熱暑のなかで黙然とウキを見つめている。小アジはぽつんぽつんとであるが、誰かしらの竿に釣り上がる。その釣り人の間から水面をのぞき込むと流れ着いたホンダワラの影に小さな魚の影が見え隠れする。すくってみると黄色みを帯びた横縞の魚とカワハギの稚魚がとれた。この黄色い魚は後にイシダイの稚魚であることが判明。 静浦から志下を過ぎて沼津ご用邸記念公園にクルマを入れる。有料駐車場にクルマを入れようとすると、管理していた老人が「ご用邸を見るのですか?」と聞いてくる。歴史民俗資料館に行くのだというと、無料の駐車場所があるからそちらへと導いてくれる。ご用邸にはいると戦争経験者もしくは戦前生まれではないかという団体客が休息所にたむろしている。そこで入園料100円を払い松籟の中を奥に入っていく。 奥まった林の中に歴史民俗資料館はあった。2階建ての小さな資料館。漁具や干物の道具が展示されている2階はなかなか面白い展示物が多い。また鹿野川での「もじり」は利根川でのウケと比べても資料としてもっていたいものであった。 沼津などでの漁、「もじり」、また漁船の歴史などの資料を購入、また資料のコピーを取らせていただいて資料館を出た。資料館の職員の方にはお世話になりました。 資料館を出て、公園内の休息所(名前を忘れた)、喫茶店のようなところで資料を読みながら休息。ここは静かで清潔で、気持のいい空間。そして、そこで頼んだオレンジジュースが200円なのだから、ありがたい。 昼食も食べないで右往左往して、2時過ぎには少々疲れがわき出してきた。申し訳ないことに沼津の飯塚さん(生物全般の研究家)がとっておいてくれた沼津グランドホテル。電話するとチョックインが3時からと言うので駐車場にクルマをおいてから駅に近いそば屋で大盛りを食べる。田舎風の甘すぎる付け汁がなんとも疲れた体に優しくしみる。3時にホテルに入り、ちょっと仮眠。 夕方からは沼津魚市場の山田さん、萩原さん、仲買の菊地さん、飯塚さんと懇親会。なかなか有意義な時間でした。 |
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