土佐のカニ図鑑 no.1
浦戸湾、土佐湾でとれる数々の魚貝類をていねいに手づくり、天日に干して仕上げました。
これらは総べて廣丸で通信販売いたします。
●商品は総べて季節に寄り天候により、あるときとないときがあります。メールで問い合わせ下さい
問い合わせは
http://www.k5.dion.ne.jp/~tokusan/

えがに(トゲノコギリガザミ)
 まさに土佐名物「えがに」。天下には「越前がに」「松葉がに」など日本海の誇るカニ、タラバガニやケガニなど北海道のカニなど各地に名物はあれど年中、どこでも食べられる在り来たりの存在に転落してしまった感が拭えない。そこをかんがみるに「えがに」はまさに黒潮の申し子、今でも地元ならでは味わえぬカニである。しかも甘味旨味とも何ものにも替えがたいほどに強く、しかも後味は爽やかなのであるから玄妙というしかない。海産廣丸が日曜市で店開きする前からこれを待つ人達がいて、テントを張る前に売り切れるという浦戸湾の味の一番である。
●現在「えがに」の特別販売を行っています


えがに(アミメノコギリガザミ)
 前述トゲよりもひと回り大型のガザミである。1キロを憂に超え、2キロになることもある。トゲほどには漁獲されないため、廣丸に来てもなかなか、お目にかかれないかも知れない。しかし、大型なのに大味ではないのはどうしてだろう? 味わい繊細なのはトゲと変わらない。

赤手(アカテノコギリガザミ)
 上の2種とこれをもって国内でとれるノコギリガザミ3種の揃い踏みである。この赤手はいちばん小振りであり、他の2種が一年中とれるのに対して春から夏にとれる限定の味である。うまさとしては前2種に遅れを取るものの、さすがにワタリガニの仲間、甘味も旨味も下を楽しませてくれるに充分。春ならば3種買って食べ比べるのもいいかも?

つがに(モクズガニ)
 川と浦戸湾をのぼり下りしているのが「つがに」である。ために川の上流部でもこのカニはとれる。各地でとれるが市場で取り引きされる量は少ないために食べたことのある方は少ないのではないか? 食べてビックリである。まことにうまいのである。うまいところはミソの部分、そして香り風味である。これをつぶして水で溶き、濾して火にかけると白い泡々が浮いてくる。これがカニ汁であるが天下の美味である。

イシガニ
 ワタリガニの中では殻が硬くてちょっと人気が薄いのがイシガニである。少々努力をして茹でた身を面倒がらずに食べてみると、なかなかうまいし、値段も安いのでたくさん買って飽食できる。また本当に面倒だと思うならみそ汁に入れてしまえ! この汁の味は病み付きになれます。

モンツキイシガニ
 本来は高知県や宮崎県など暖かい地方でも珍しい南のカニ。これが昨今、まとまってとれるようになった。殻が柔らかく身もたっぷりなので、お勧めしたいカニ。今は目新しくても、すぐに人気のカニになりそうだ。

メナガガザミ
 本来熱帯に多く、高知県では珍しいカニであった。これを見た若い娘がカッコイイというので、何故と聞くに「ロック歌手のよう」であるとか? まったく今の若い衆はと思って見ると確かにパンクロックが聞こえてきそう。茹でて食べるとなかなか甘味があってうまい。ちょっと変わった姿のカニであるが食べて見るべし。