土佐の干もの図鑑 no.1
浦戸湾、土佐湾でとれる数々の魚貝類をていねいに手づくり、天日に干して仕上げました。
これらは総べて廣丸で通信販売いたします。
●商品は総べて季節に寄り天候により、あるときとないときがあります。メールで問い合わせ下さい
問い合わせは
http://www.k5.dion.ne.jp/~tokusan/

にろぎ
 オキヒイラギという魚を原料にして塩干しにしたもの。同じような干物は各地で作らてているが高知県産のものが飛び抜けて知名度がある。これは故檀一雄をはじめ多くの作家や有名人の喧伝にもよるが、やはり味わいに上々のものがあるがためであろう。軽くあぶるか、フライパンなどで空煎りして食べるのが通常。フライパンで空煎りして酒としょうゆを軽くふるのも一興。現代風に唐揚げというやり方もある。干物なのにビールに合うのは軽やかで香ばしい風味のせいだろうか?

しらす・どろめ干し
 カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシなどの稚魚を茹でて干したものである。鏡川をはじめ多くの河川の運ぶ栄養分を受けて、土佐湾浦戸湾のしらすはことのほか味がいい。未だ機械化せずに手づくりであるためかエビやタコなどの混ざり物があるのもうれしいこと限り無し。袋を、箱を、開封した瞬間の香りのよさは、買ってみなければ味わえません。

ひめいち
 浅い砂地に多いのがヒメジという魚。長崎では「べにさし」、新潟では「やひこさん」なんて呼ばれ土地度地でうまいと評判の魚です。特にうまいのが干物。焼くとアマダイのような風味があり、唐揚げや南蛮漬けにも利用できます。廣丸がうるのが総べて天日干しのよく干したもの。

やけど
 和名ではハダカイワシという名のやけど。ウロコがとれやすく裸のようであるのであるが高知ではもっと惨たらしくも「火傷」という。土佐の漁師の荒くれた風情にふさわしい呼び名かも知れない。焼くとびっくりするほどに脂があり。旨味が強い。これを土佐の辛口で洗い流すのはどうであろうか? ご飯よりも酒の肴にすすめたい珍品である。

うるめ干し
 土佐のうるめ干しは、東京をはじめ関東でも有名です。昔、清貧を誇った経団連の会長は毎朝、この目刺しを食べたことでつとに有名。この目刺し、いったいいくらするんだと調べて新聞記者がいたそうであるが、その値段たるや1匹で当時カレーライスが食堂で食べられる値段であったという。まあ嘘か本当かは置いておいて、まことにしみじみうまいのがウルメイワシの目刺し。今ではちょっと贅沢な食べ物ではではないか?

めひかりの干物
 めひかりというのは標準和名ではアオメエソという深海魚。干物にしてもっともうまい魚であると言われています。また鮮魚でも高級魚の一つなので一度味わっていただきたい。高知の御畳瀬の底引き網であがったものを浜ですぐに干し上げたもの。頭を落としたものなので、子供でもいやがらずに食べてくれます

ニギスの干物
 ニギスもめひかり同様深海魚。脂はあるものの後口がさっぱりした上品なもの。これをあぶって淡麗な日本酒で流し込むというのは最高の味わい。このニギスは各地でとれますが御畳瀬のものの脂ののり旨味の濃さは天下一品。よく干し上げていますので風味も豊かです

とんぼみりん干し
 とんぼしびというのはビンチョウマグロの事である。これは黒潮洗う紀伊半島、御前崎などでも同様に呼ばれている。この魚、刺身や煮つけで食べるより、このみりん干しのように、味をつけて軽く干したものがうまい。海産廣丸が高知の日曜市で店開きすると真っ先に売れてしまうのがコレ。どうも一度買うと病み付きになる味であるようだ。また控えめであるが優しい甘さは子供にも人気がある。