アオハタ 掲載種番号0013

 東京の市場では非常に登場回数が多い。主に北陸から山口までの日本海側、九州などから入荷してくる。白身魚として関東でもじょじょに認識されていっている。
 ハタ科であることから値段も安定している。最近では近縁の「あこう」キジハタよりも入荷頻度が多いのではないか?
 このアオハタを始め小振りのマハタ属は関西ではハモと並び称されるもので夏の魚として珍重される。たぶんキジハタとともに関西では高級魚としてしっかり認知されているはずだ。本来、関東では扱わなかったのが関西料理の台頭で利用されてきたものだと思う。
 またキジハタはある程度、種を認識されているが、こちらは種名などあまり知られていない。地方によっては色合いから「黄」がつく呼び名が多いので、惑わされるようだ。

■この項書き改めていく
■市場魚貝類図鑑・アオハタのページに
東京のさかな目次へ
↑長崎県佐世保市からきたもの。築地場内

●基本データ
東京での呼び名/無し。産地表示をそのまま使うか標準和名
暖/北陸、山陰、三重、四国、九州
旬/夏だと思うがはっきりわからない
比較的多い/上物で量は少ないのだが、非常に頻繁に入荷する。東京の市場でももっともよくみかけるハタのひとつ
高価/高い。東京ではハタ科自体が高いのであるが、本種は小振りなものが多く、やや安いもの。キロ当たり2000円から4000円弱。2000円上というのをよくみる
一般的ではない/明らかに料理屋さんむき。関西での「あこう」キジハタと同じ使われ方をする。




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