顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱ネズミザメ上目メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属
★★★★ 知っていたら達人級
学名 | Prionace glauca(Linnaeus) |
外国名 | 英名/Great blue shark, Blue shark |
同科同属 | ●他のメジロザメ目へはここから! |
漢字・由来 | 漢字/葦切鮫 由来・語源/〈足切り鮫〉が語源。鱶鰭(ふかひれ)の原料なので鰭を切り取ってしまう。鰭は魚にとって足であるので〈足を切り取る〉から「よしきり」になった。〈あしきりざめ〉が〈よしきりざめ〉になったのは、植物の葦(あし)を〈よし〉と呼ぶのが〈あし〉が〈悪し〉に通じるのを嫌って、〈善し〉としたというのと同じ。 |
地方名・市場名 |
別名ミズブカ。 |
形態 | 海水魚。全世界の熱帯、温帯域。 |
生息域 | 琉球列島を除く、下北半島以南。台湾、西オーストラリア。 沿岸の浅い岩礁地帯。 |
生態 | 卵胎性。1月~2月に胎仔(子ザメ)を産む。 獰猛で人間も襲う。 |
一般的評価 | もっとも漁獲量の多いサメのひとつ。 鮮魚として出回らないので知名度は非常に低い。 関東ではおでんなどに使う、はんぺん、すじの材料としてよく利用されている。 高級鱶鰭(鱶鰭)材料ともなる。 |
水産基本情報 | 水産物としての重要度/★★★★重要水産物 市場での評価/鮮魚ではなく練り製品、フカヒレ(鱶鰭)の材料である。 漁法/延縄(はえなわ9 主な産地/宮城県 |
雑学 | |
選び方 | |
味わい・栄養 | 関東では、おでんにつきものの、「はんぺん」の材料となっている。 「はんぺん」の高級品は主にヨシキリザメを利用。 すり身にして、すじの部分を、「すじかまぼこ」とする。 |
調理法 | 加工品/おでん、かまぼこ |
食べ方 | 主にはんぺん、すじをおでんにして食べている。 ともに上品名味わいで、、はんぺんはあまり煮ないで、だしをからめて食べるもの。すじからはいいだしが出る。 |
好んで食べる地域 | |
加工品・名産品 | はんぺん、すじ、かまぼこ |
釣り | |
参考文献 | 『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、広辞苑、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『水産加工品総覧』(三輪勝利監修 光琳)、『たべもの起源事典』(岡田哲 東京堂出版) |