サケ目サケ科ニジマス(メス)、アマゴ(オス)の三倍体 絹姫サーモン紅 ●他のサケ科の魚へはここから! 魚貝類の物知り度 ★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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魚貝の物知り度/★ ■活けとしては愛知県だけでの取り扱い。しめて地方発送ができる 刺身/マリネー/ムニエル/フライ/塩焼き まずは歴史をさかのぼる。絹姫サーモンは愛知県淡水養殖漁業協同組合と愛知県水産試験場内水面漁業研究所が開発した三倍体である。それまで愛知県水産試験場鳳来養魚場には斑紋のないニジマス(鳳来鱒 ホウライマス)の存在があり、1988年から無紋のニジマスとイワナ、ニジマスとアマゴ(陸封型のサクラマス)との掛け合わせによる3倍体2種の開発が始まる。これが出荷できることとなったのが1999年のことなのである。愛知県淡水養殖漁業協同組合ではニジマスイワナの掛け合わせを「にじいわ」、ニジマスアマゴを「にじあま」と呼んでいる。 ニジマスは成長が早く大きくなる。これに対してアマゴは陸封されたサケ科のなかでもいちばん味がいいとされている。これを掛け合わせ3倍体を作ることで味も身の色合いもよく、味のいい、大型の養殖魚となった。それが絹姫サーモン紅(紅とはぼうずコンニャクがニジマス、アマゴタイプに仮につけたもの)である。 ■味は抜群にいい。とにかく刺身にして美しく、脂ののりも強すぎず、食感も優れている。これは明らかに競合するサーモントラウト(陸封型のニジマスと降海型のスティールヘッドとの三倍体。海で養殖)よりも勝っている。非常に脂が上品なので繊細なフレンチや懐石料理にももってこいだろう。また当然、寿司ネタとしても上物。またマリネー、フライ、ムニエル、シュエにも使える。 ●詳しいことは『愛知県淡水養殖漁業協同組合』へ ●またホウライマスなどの愛知県での淡水養殖に歴史を垣間見ることのできる。俵祐方人さんの『ひょうすけの写真俳句』をご覧いただきたい |
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