顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目サケ目サケ科イトウ属
★★★ 知っていたら通人級
サケ目サケ科(Salmoniformes) について | |
サケ科(Salmonidae) について | ■1科11属約66種。
■主な属はイトウ属(Hucho)、イワナ属(Salvelinus)、サルモ属(タイセイヨウサケ属 Salmo 大西洋にだけ生息)、サケ属(Oncorhynchus 太平洋にだけ生息)の4属。 |
イトウについて | |
形態 | 細長い体型で側偏する(平たい)。頭部は断面が楕円形で左右に長い。 |
大きさ | ■150センチ前後になる。 |
生息域 | ■北海道。南千島、サハリン、沿海州。 |
生態 | ■流れのゆるやかな中、下流、汽水域に生息。産卵は川の上流部で行われる。 ■産卵期は4月~5月。 ■産卵後死ぬこともなく、何度も産卵する。 ■小さな個体は昆虫を食べており、大きくなるにしたがい魚を食べるようになる。 |
基本事項 | ■国内最大の淡水魚。 ■最近では釣り用に養殖されている。 |
漁獲方法 | 釣り |
漢字 | 「魚へんに鬼」。 由来:不明。 |
呼び名・方言 | ■「イト」、「イド」、「イトオ」 ■アイヌ語で「オヘライベ」、「チライ」。 |
釣り | ルアー釣りなどの対象魚。国内での淡水魚では希な大物だ。 |
市場での評価・取り扱われ方 | ほとんど流通することはない。一定の評価はなく、知名度から値段は高め。 |
調理法 | ●塩焼き/酢締め(刺身)/ルイベ/ムニエル/フライなど ○美味 ●天然のサケ科の魚には寄生虫による危険がともなう。アニサキス、日本海裂頭条虫(サナダムシ)など。食べる場合は自己責任で。 |
食べてみる | 腹側の身は脂があって、なかなかうまい。寄生虫の危険があるのでルイベにして(一度氷らせて)食べるのが好ましい。 フライ、ムニエルは定番的なサケの料理だが、これは文句なしに美味。 ![]() 塩焼きも腹側が向いていて、旨味と独特の風味があってうまい。 他にはマリネ、エスカベッシュ、スモークなど、他のサケ科の魚と料理法は共通する。 |
●北海道厚岸産。八王子総合卸売センター『マル幸』 ●同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会) ●参考/『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) ■…市場魚貝類図鑑データベースから ■…引用部、もしくは参考文献あり |
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