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◆食べてみる◆
味はヤマメなどより身が軟らかく、単に塩焼きにすると味わいがなくなる。
一塩して軽く干す、また酒、味醂の風味をつけて美味であった。
またムニエル、フライなど油(バター、オリーブオイル)などと合わせると美味。
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
■は私見、市場魚貝類図鑑のデータベースから
●参考/『新北のさかなたち』(水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社)、『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)
●本サイトの無断転載、使用を禁止する
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顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱
新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目
サケ目サケ科イワナ属
アメマス
(陸封型はエゾイワナ)
Salvelinus leucomaenis leucomaenis (Pallas)
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆ ムニエル/フライ/
塩焼き/燻製(スモーク)
○美味
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市場での評価・取り扱われ方◆関東などの市場にはほとんどくることがないので北海道に問い合わせたら、味が他のサケ科の魚より劣り人気がないからだという。関東に入荷しても安い。 |
アメマスの基本◆
■陸封型がエゾイワナ。
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生息域◆千葉県利根川以北と日本海山口県以北の河川に遡上する。またアジア側では朝鮮半島東部からシベリアのレナ川、東部太平洋ではアメリカカリフォルニア州からカナダのマッケンジー川まで遡上。北太平洋、北極海に回遊していく。
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生態◆
■サケの仲間は川で産卵・孵化し、海へくだりそこで大きく育ち、また川をのぼるという生活環(一生)を持っているものだが本種も同様。
■本州のアマゴ、ヤマメのように海に下らないもの(陸封型)がいて、エゾイワナ(オスが多い)と和名を変える。 |
大きさ◆■最大77センチになる。 |
漁獲方法◆定置網/刺し網(ともに混獲) |
「鮭」と「鱒」の違い
本来我か国で「鮭(サケ)」とは標準和名のサケだけに使われていた言葉であるように思える。例えば英語の「サーモン(salmon サケ)」、「トラウト(trout マス)」が川に遡上して産卵、海に下るものを「サーモン」、一生を淡水でくらすものを「トラウト」と明解なので、我が国でも同様に説明しているのも見かけるが、これは明らかに間違い。欧米流に考えると例えばカラフトマスは「からふとざけ」だし、サクラマスは「さくらざけ」となるはず。考えてみるに古く我が国でとれるのはサケ、サクラマス、カラフトマスの三種が主だった。そこにサクラマス、アメマスなどの陸封型が存在する。
明治期にニジマスが移入されたことも「鮭鱒混同」を作り出した原因だ。アメリカから移入したニジマスは主に湖沼に放流された。一般的にはまさか海に下るとは思わなかったのだろう。
面白いのは本来我が国でとれないベニザケ、ギンザケだが、これは間違いなく古くからの和名ではなく動力船による漁が行われ始めた明治以降ではないかと思っている(これは調べているところ)。またベニザケなどは一時「べにます」と呼ばれた時期もある。
ここに「鮭」=標準和名のサケ、「鱒」=サケ以外のサケ科の魚を差す、とするのが妥当だと思う。 |
漢字◆「雨鱒」。
由来◆調べているところ。
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呼び名・方言◆調べているところ。 |
釣り◆北海道ではルアー、フライ釣りの対象魚。
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塩を振り、酒の風味で焼いたもの。単に塩焼きよりも、一工夫が欲しい
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