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ニシン・骨鰾下区ニシン上目ニシン目
ニシン科ウルメイワシ亜科キビナゴ属
キビナゴ
Spratelloides gracilis (Temminck and Schlegel)
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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆刺身(酢みそ)/鍋(ちり、すき焼き)/
天ぷら(唐揚げ)/干物
旬は寒い時期と産卵期前
◎非常に美味
市場での評価・取り扱われ方◆関東の市場にもときどきまとまって入荷してくる。値段は安い。
キビナゴの基本◆
■鹿児島県では郷土料理。
■伊豆に海水浴に訪れると海面を泳ぐキビナゴによく出合う。体長はせいぜい2~3センチほどで銀色の縦じまが美しい。
キビナゴの旬は寒い時期(12月から2月)と子持ちの産卵期の2回。
生息域◆南日本(関東、山陰以南)。東南アジア、インド洋、紅海、東アフリカ。
生態◆入江、比較的岸近くにはいって5月~8月に産卵する。
大きさ◆10センチ前後になる
漁獲方法◆流し網漁(刺し網)、刺し網
漢字◆「黍魚子」「黍女子」「吉備奈子」。
由来◆鹿児島では「帯」のことを「きび」というから、魚体に走る青白色の縦縞を「帯」と考えて「帯の魚」。
呼び名・方言◆
■静岡県沼津市、西伊豆では「はまごいわし」。
■三重県尾鷲市では「きみいわし」。
「きっぽ」、「かなぎ」、「じゃむきびなご」、「しゅれん」、「きびな」、「するる」、「するるが」。
釣り◆調べているところ
◆食べてみる◆
 キビナゴを手開き刺身にして円形に花びら状に並べた写真は、九州の郷土料理としてよく見る。この刺身は上品ななかに青物の旨味もあっていい味である。小さな魚で手間がかかるが関東の市場には手開きされたものがトレイなどにのせられて入荷する。また同様のものがスーパーなどでも売られている。これはキビナゴの刺身を手軽に味わえていいものだ。
 鮮魚は九州、四国からの入荷が多い。これは刺身はもちろん、天ぷらや煮つけもいい。
 我が家のお気に入りは、すき焼きの下地で丸のまま鍋に放り込む。炊きあがると、頭を箸で挟んで頭のすぐ下から歯で身をしごくように食べる。野菜は玉ねぎがいい。身離れもよく、ご飯にも合うおいしい食べ方である。
 加工品では伊豆松崎の干物は筏状に串刺しにされて見た目も美しく味もよい。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
参考/『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『かごしま食暦』(所崎平 南日本新聞社)、『日本漁具・漁法図説』(金田禎之 成山堂)
同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
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キビナゴの刺身は手開きで作る。これを酢みそかしょうが醤油で食べるのがいい。
漁師さんは市販の「すき焼きのたれ」を鍋に水で割ってどーっと入れて、沸き上がったところにキビナゴを放り込む。好みに煮上がったところを頭を箸でつまんでせせり食う。子持ちの時期がうまいのだ。



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