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カキ目イタボガキ科 イタボガキ Ostrea denselamellosa
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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貝殻から薄い透明な(写真では黒っぽく見える)板のようなものがはみ出して見える。貝殻に染みのように見えるのは海水を含んだものであるようだ。貝柱をとった跡もはっきりしている
魚貝の物知り度/★
■非常に珍しい貝。もうほとんど手に入らない
生息域◆房総半島以南、九州まで棲息。東京湾では絶滅している模様。
大きさ◆殻長15センチ前後になる。
漢字◆「板甫牡蠣」。(参考/広辞苑)
由来◆「いたぼ」は単に「板」なのではないだろうか? すなわち一見、汚れた板きれに見える。またもしくは板葺きの板のごとくの意味?
呼び名・方言◆
調べているところ
食べ方◆殻付き●生食/焼きがき/フライ他
栄養◆マガキ同様。タンパク質、脂質こそ少ないものの鉄分、カリウムなどの無機質、各種ビタミン類が豊富。またなによりも消化性多糖類であるグリコーゲンが豊富なことから疲れ回復にもききそうだ。

 さてマガキは雌雄同体、卵胎生。卵を海に産卵、放出するのだが、イタボガキは5~8月に産卵、受精は母貝のなかで行なわれ、稚貝にまで育ててから放散する。外見はイワガキと酷似して見分けるのは難しいが貝殻の硬さがイワガキよりも柔らかく、貝殻に海水を含んだような染みがある。
 イタボガキ科のなかでは汚染に弱いのか珍しい二枚貝となってしまっている。その昔、東京湾にも無数に見られたというが、現在では絶滅の可能性が大。
■生食は非常に美味。イワガキに似て渋味がある。両種食べ比べても見分けがつかにほどに味わいは似ており。これが市場などに並んでいてもイタボガキと認識できるひとはまずいないと思う。他にはカキフライなどいろいろ利用できそうだ。
メモ●写真のものは山口県宇部市沖で漁獲、実際に宇部市で売られていたもの。当地のケイ・ナワさんに買って送ってもらった。この希少なイタボガキがなぜ山口沖に現存棲息しているのであろう。他の地方ではどうなのか? これからの課題である。



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