このページは旧ページです。新ページをご利用下さい。
市場魚貝類図鑑では現在新ページへの移行を行っております。
既に一部のページを除き、新ページの方が内容が充実しております。新ページも合わせてご利用下さい。
新ページ「シラナミガイ」はこちら >>
二枚貝綱マルスダレガイ目シャコガイ科 シラナミガイ
Tridacna maxima (Roding,1798)
その他のシャコガイ科の貝へはここから!
二枚貝目次巻き貝目次タコイカ(頭足類他)目次軟体類他索引魚貝類の呼び名のページ目次へ!
魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
●本サイトの無断転載、使用を禁止する
魚貝の物知り度/★★
■市場では沖縄などから希に入荷してくる。関東では定まった評価はなく、珍しさからかキロあたり2000円以上する。

刺身/バター焼き
 紀伊半島以南のサンゴ礁に棲息する。
 シャコガイの仲間は海中の微少なプランクトン、浮遊物もとらえるが、主な食料は体内の共生藻から得ている。共生藻(スーサンテラ)はシャコガイの排泄物である炭酸ガスやアンモニア、リン酸塩を取り込み、言うなれば植物での肥料分とし、かわりに光合成で得たアミノ酸や酸素をシャコガイに提供しているのだ
。(参考文献/『黒潮に生きるもの』鈴木克美 東京書籍)
 関東では定まった評価はない。また需要も不安定だと思える。ただ貝殻の美しさと、味わいの良さを合わせると商材として有望だと思う。食用として利用するだけでなく料理の盛りつけに飾り付けに貝殻は有効に使える。また食用としたあとの貝殻は飾り物、まるで彫刻家の作り出したオブジェのようで面白い。また飾ってモダンなイメージである。
 また沖縄県水産海洋研究センター石垣支所の久保弘文さんによると、沖縄のシャコガイではヒメシャコの評価がもっとも高く値段が高い。シラナミはそれに準じるものだという。
■身の味わいは貝柱、ヒモともに磯の香りが強い。これがなんとも好ましいものである。また旨味も甘味も合わせ持つ。二枚貝なのにサザエのような味わいがするのが不思議だ。

●八王子綜合卸売センター「高野水産」




関連コンテンツ

サイト内検索

目次

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。