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形態◆貝殻に光沢があり、非常に分厚い。ほぼ正三角形でやや丸みを帯びる。はっきりした文様が出ない、もしくは出ることが少ない。 |
マルスダレガイ科について◆
■国内には76種前後。
■食用となる貝は多い。代表的なものはアサリ、ハマグリ、スダレガイ、コタマガイ、ウチムラサキなど。 |
マルスダレガイ科ハマグリ属◆
■国内には内湾性のハマグリと外洋性のチョウセンハマグリがいる。
■2種ともに資源的、種の存亡の危機にある。
■国内に見られるほとんどが中国から輸入されたシナハマグリ。
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軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目
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マルスダレガイ科ハマグリ属
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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆焼きハマグリ/酒蒸し/煮貝
◎非常に美味
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大きさ◆■殻長15センチ前後になる
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生息域◆■鹿島灘以南、台湾、フィリピン。島根県西部にも生息。 |
生態◆■外洋に面した砂地の潮間帯から水深20メートル付近。 |
市場での評価・取り扱われ方◆
■入荷量は少ない。関東の市場では「地ハマグリ」となる。値段はかなり高め。
■関東には鹿島灘などからの入荷が多い。
■産地は茨城県鹿島灘、千葉県九十九里、同外房、宮崎県など。 |
チョウセンハマグリの基本◆
■碁石の材料となった。那智の黒石と日向蛤の白石。
■関東の市場で「地はまぐり」というのは千葉県長生郡一宮などから入荷するものの商品名的なものだった。
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漁獲方法◆底曳網(貝ケタ網)/見突き漁(磯見)
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「はまぐり」の語源◆
■浜にあって「栗」に似ているから。「浜栗」。
■「はま」は「浜」、「くり」は「石」の意味。石が地中にあるに似ていることから。
■人形の顔などを白く塗る胡粉(ごふん)の材料。 |
漢字◆■「朝鮮蛤」、「朝鮮浜栗」
由来◆調べているところ。
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呼び名・方言◆
■市場では「ジハマ(地はま)」、「ジハマグリ(地はまぐり)。
■碁石の白の材料となるので「ゴイシハマグリ(碁石はまぐり)」とも呼ばれる
■内湾性の東京湾内のハマグリに対して「ばち」とか「ばちけ」。
■日向(宮崎県もしくは宮崎県日向市)名産なので「ヒュウガハマグリ(日向はまぐり)」。
■「紐巻貝」千葉県山武郡大網白里町では小型を「ゼンナ」、大きいものを「ゾロ」。
■単に「ハマグリ」。 |
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◆食べてみる◆
市場には2~3センチの小さなものから10センチを超える大物まで様々なサイズがくる。
小振りなものは、みそ汁や潮汁にするとアサリとは違った味わいがあってうまい。
大形は寿司ネタの「煮はまぐり」にしても美味。寿司ネタとしてではなく自家用に作ってもいい味だ。
焼きはまぐりの味わいは最上級。
変わったところでは刺身がうまいが、貝毒の問題があるので注意が必要である。
●画像上は島根県益田産「磯見」で揚がったもの
同定/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
参考/『宮崎の食物誌』(小川喜八郎、谷山信之著 鉱脈社)、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)、『日本語源大辞典』(小学館)
■私見
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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いちばん単純な焼きはまぐりがもっともうまいと思う。あまり焼きすぎないこと、味つけは単に酒と醤油くらいでいい。
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