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軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目バカガイ科
シオフキ(潮吹)
Mactra veneriformis
Deshayes in Reeve,1854
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●(写真左)木更津
●(写真左下)木更津 若い個体
●(写真右)東京都品川区京浜運河

◆砂抜きの方法

1 潮干狩りなどに行き時は必ずペットボトルなど海水を汲んでこれる容器を用意する。これに海水を入れて持ち帰る。
2 持ち帰った貝は真水でもいいのでよく表面などを洗う。
3 これをバットやボウルに入れて、海水を満たして、日陰などに半日~一日ほど置く。
注意点/海水温度が上がらないように、ビニールにくるんだ氷(海水が薄まらないように)などで冷やす。暗くするとよく砂を吐く。

◆食べてみる

 まずは砂抜きをする。それでも砂が残っていたら、貝殻のままゆでる。ゆで汁は絶対捨ててはダメ。身を取り出す。この身の砂をゆで汁のなかでよく揺すって落とす。手間だけど砂をたくさん噛んでいたら外套膜をめくって洗う。あまり砂を噛んでいなかったら砂を落としたゆで汁も利用できる。これも美味。
 熱を通しても硬くならない。それでだしも出るのでみそ汁などにして美味。アサリよりもしっかり煮てよい。
 いちばんおいしい食べ方は佃煮もしくは煮物。
 油揚げ、ゴボウなどと煮て、ぶっかけ飯(深川丼風)にしてもいい。
 他にはかき揚げ、スパゲッティなどにも使える。
潮吹の当座煮
ゆでこぼして剥き身にしたものを、比較的あっさりと煮あげたもの。かなりしっかり煮ても硬くならない。また身自体にも旨味が感じられる。たっぷりとショウガを利かせてある
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級

市場での評価・話題◆一般に流通することはまずない。現在のところ商品価値はほとんどない。味がいいので残念
生息域◆宮城県以南、四国九州、沿海州南部から朝鮮半島、中国大陸。
生態◆内湾の浅い砂地に棲む。砂地にもぐり、水管を出してプランクトンやデトリタス(有機質の死骸や破片など)を漉して食べている。
大きさ◆殻長5センチを超えるものもある。
漢字◆「潮吹」。
由来◆「砂などにもぐっているところを掘り出すと、水管から海水を吹くことから」と『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房)にある。ただしアサリをはじめ「しおふき」と呼ばれた貝は数種類あるようで、言葉自体は単一種をさしたものではない可能性がある
呼び名・方言◆千葉県木更津では「つぶ」、「つぶがい」、「つぼ」。
 他には福岡県豊前市では「あけみ」、鳥取では「あさり」、愛知県知多地方では「じーじ」参考/『日本貝類方言集 民俗・分類・由来』(川名興編 未来社)
食べ方◆ 佃煮/ぶっかけ/みそ汁/炊き込みご飯/かき揚げ/スパゲッティ他
●砂抜きが大切。方法は下記

 アサリに混ざってとれるもの。味が悪と思われているために利用されることあまりない。
 潮干狩りでときに本命のアサリよりたくさんとれることがある。潮干狩りのときに「シオフキとアサリの見分け方」を教える光景は毎年見られるものだが、これがまた見ていて微笑ましい。
 このようにアサリに混ざるものというイメージであるが、実際に食べると美味。



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