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市場での評価・取り扱われ方◆一般に食用ではない。 生息域◆太平洋、日本海の表層を漂う。 生態◆雌(めす)は特種化した第1腕から分泌する物質で殻を作り、卵を保育(守る)する。雌は大きく殻を作るが、雄(おす)は小さくて貝殻を作らず、非常に小さい。 漁獲方法◆定置網などに紛れ込む 大きさ◆雌は7~8センチ前後になる。雄はその20分の1ほど。 漢字◆「蛸舟」。「舟蛸(ふねだこ)」。 由来◆貝殻を舟に例えて。 呼び名・方言◆青森県陸奥湾では「かいだこ」。 「舟蛸(ふねだこ)」とも呼ばれる。 似たものに同じように海流に浮かんでいるのにアオイガイ(カイダコ)がいる。アオイガイの方が大きく、波状の畝が細かい。こちらは青森県ではときに食用としたというが、本種に関しては不明。 同定/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局) 参考/『軟体動物学概説 上巻』(波部忠重、奥谷喬司、西脇三郎他 サイエンティスト社)、『広辞苑』 ●鹿児島県南さつま市 伊東正英さんから ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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