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市場での評価・取り扱われ方◆一般に食用ではない。 生息域◆世界の温帯・熱帯域。 生態◆雌(めす)は特種化した第1腕から分泌する物質で殻を作り、卵を保育(守る)する。雌は大きく殻を作るが、雄(おす)は小さくて貝殻を作らず、非常に小さい。 漁獲方法◆定置網などに紛れ込む 大きさ◆雌で貝殻の長さ27センチくらいになり、雄は体長15ミリ前後。 漢字◆「葵貝」。 由来◆貝殻を舟に例えて。貝殻を合わせると葵(アオイ)の葉のように見える。 呼び名・方言◆青森県陸奥湾では「かいだこ」。 日本海ではときに大量に漂着したり、定置網に入り込む。 青森県陸奥湾などでは食用にもなったようだ。 タコブネと似ているが、タコブネは小さく、波状の畝が太い。 ◆食べてみる◆ ゆでて食べてみた。 水分が多く、旨味は少ない。食感も柔らかい。 ゆでるよりも煮つける、バター焼きなどに向いている。 同定/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局) 参考/『軟体動物学概説 上巻』(波部忠重、奥谷喬司、西脇三郎他 サイエンティスト社) ●島根県松江市馬島定置網 ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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