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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級 市場での評価・取り扱われ方◆一般には食用ではない。一部地域だけで食用となる 生息域◆本州、四国、九州の磯などに棲息。 生態◆海藻を食べている。雌雄同体。 大きさ◆体長30センチ前後になる 漢字◆「雨降(らし)」。 標準和名由来◆アメフラシをいじめたり、いじると時化になったり、雨が降るので「雨降」。 アメフラシの紫色の液汁が雨雲に見えるため。 呼び名・方言◆千葉県大原町では「ござら」。島根県隠岐諸島、島後では「べこ(牛)」。 食べている地域(2008年4月現在 ぼうずコンニャク調べ)◆ ゆ千葉県大原、島根県隠岐郡隠岐の島町、島根県島根半島東部 食べ方◆ ゆでて、煮つけ/ゆでて酢みそ和え 浅い磯などで海藻などを食べて暮らす平和主義の優しい生き物。 春になると何故だか海辺で磯遊びがしたくなる。磯玉(クボガイなど)やウニを探して磯を探っていくと、いつも子供達が見つけて大騒ぎになるのが本種。竿などで突いて紫色の液体をモヤモヤと噴出させたり、グンニャリした手触りに驚いたり。アメフラシにとっては迷惑な話である。 これを島根県隠岐島後では食用とする。珍味というよりはもっと身近な食べ物といったもので、春に磯で採取して自宅でゆで上げる。 ◆食べてみる◆ 食用にしていることを確認出来たのは千葉県大原、島根県島根半島、島根県隠岐郡隠岐の島町都万、津戸。 島根県隠岐ではゆでて、もみ洗い。これを改めて煮つけにしたり、酢の物にする。煮つけは思ったよりも弾力があり、旨味も感じられる。酢みそだと酢の味に身の食感、旨味などが消えてします。微かに苦みがあるものの、生臭みなどクセがなく、思ったよりも美味。 ●神奈川県三浦半島。 ●料理は島根県島後、隠岐の島町中村 |
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