子供の頃から親しんできた魚である。たぶん夜行性であるのか、昼間は護岸の勧農(かんのう 木と石で作られた護岸)の隙間にいることが多かった。これをつかまえるのは非常に簡単で、この隙間に「さばむし(ハエのうじ)」を餌とした置きハリでいくらでも釣り上げることが出来た。 それが現在では激減している。このような希少となった魚をなんとか復活させる手だてはないのだろうか? 国土交通省なども自然破壊だけでなく、もっと未来を見据えた自然復帰を考えて欲しい。 ◆食べてみる◆ 子供の頃からうまい魚とされてきている。主に甘辛く煮つけにされていた。これはクセがなく美味である。 また滋賀県などではみそ汁、蒲焼きにする。 広島県三次市には開いて干したものを売っている。香ばしく焼き上げて甘辛い醤油ダレをからませる。唐揚げなどにもできる。これもうまいのだ。 同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会) 参考/『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版) 『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房) ●徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)貞光川 ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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