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盤足目タマキビ科 タマキビ
Littorina (Littorina) brevicula (Philippi,1844)
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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物知り度/★★
■食用ではない
 北海道南部から沖縄までの潮間帯上部。磯のくぼみなどから比較的かんたんに見つけられる。
 関東の海岸線ではいたって普通に見られる、小型の巻貝である。色彩や模様が多様で美しい。
飛沫帯の話
 本ページのタマキビ科の巻貝を見るなら。海辺で磯や防波堤、テトラポットの並ぶ場所。そして潮の満ち引きで生き物は棲みわけををしている。海辺の満ち潮でも引き潮でも海水に浸からない場所、波などでくだけた水分がやっと洗うような場所が彼等の住まいである。ここを飛沫帯という。海から上がると死んでしまうもの、というのが魚貝類に対する概念であるが、その海が苦手な生き物もいるのである。飛沫帯はいつもしっとりと濡れている。濡れた岩やコンクリートに藻や様々な生き物は張り付いているが、タマキビはもっぱらこの藻などを食べて生きている。
 磯などに行きタマキビに出合うのは、東京など関東においても至って簡単である。ただし見つけると、あまりに小さくてかわいらしいその姿の多くの人達が驚くはずである。我が国で初めて成立した和歌山県の天神崎のナショナルトラストも、この可憐でかわいらしいアラレタマキビがいたためではなかったか?

●写真は千葉県館山市。アラレタマキビ、タマキビ、カモガイである。これをみつけても決して持ち帰らぬこと




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