魚貝の物知り度/★★★ 知っていると通人級 市場での評価・話題◆寒くなると入荷してくる。珍しいものであるが市場で見かける機会は多い。産地は福島県がほとんど。キロ当たり高くて1000円以上。安いと600円ほど 生息域◆熊野灘以北北海道 漢字◆「赤鈍子」。 由来◆赤味をおびた動きの鈍い魚という意味合い 呼び名・方言◆福島県相馬市原釜漁港。「水安甲(みずあんこう)」。 食べ方◆ とも和え(きもと湯引きした皮を和えたもの)/鍋/唐揚げ 底引き網に混ざってとれるもの。関東の市場では入荷が多い割に知られていない。ということで安い。 ◆食べてみる◆ ブヨブヨした身で骨が柔らかくて卸しやすい。普通に三枚に卸してできれば皮だけ厚く引く。料理はこの皮と身で使い分けるといい。身の刺身は旨味もなく、やや生臭い。それより皮を軽く湯引きして、同じように湯引きしたキモじょうゆで和えて食べる。キモの旨味と皮にある脂がマッチしてなかなかうまい。身は唐揚げやムニエルにする。 また鍋は、大雑把にぶつ切り、キモも食道もぶち込んで豪快な仕立てにする。味噌仕立てがいいという人もいる。「あんこう(キアンコウ)」と比べると、それ以上にぶよぶよしており、好き嫌いが分かれそうだ。 ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
||||
|
||||
Copyright©2025 Bouz-Konnyaku All Rights Reserved.