このページは旧ページです。新ページをご利用下さい。
市場魚貝類図鑑では現在新ページへの移行を行っております。
既に一部のページを除き、新ページの方が内容が充実しております。新ページも合わせてご利用下さい。
新ページ「ヤナギノマイ」はこちら >>
硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系
カサゴ目フサカサゴ科メバル属
ヤナギノマイ
Sebastes steindachneri Hilgendorf
他のメバル属の魚へはここから!
魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆ 煮つけ/塩焼き/刺身
○美味
市場での評価・取り扱われ方◆北海道などからときどきまとまって入荷してくる。ただし入荷する頻度は低い。黒や目立たない色合いの魚が多い北にあって鮮やかな黄赤の本種は目立つ。ただし鮮度の落ちるのが早いようで関東の市場での評価は低い。
ヤナギノマイの基本◆
基本的に本種は関東に来ると「カサゴ類」もしくは「ソイ類」でしかない。あまり馴染みがないものだろう。産地では刺身などになるが鮮度が落ちやすいので、普通、煮魚、塩焼きなどにしか出来ない。ただし美味な魚ではある。
生息域◆東北地方以北、日本海北部。オホーツク海。日本海に多い。
生態◆卵胎生。交尾期は12月、出産時期は6月から7月とされる。
大きさ◆30センチ前後になる
漁獲方法◆刺し網/定置網/釣り
漢字◆「柳の舞」。
由来◆「やなぎ」は海底に棲息するヤギ類やウミシダのこと、「まい」とは「め」、「めい」、「まい」と転訛した魚を表す魚名語尾だとしている。
呼び名・方言◆
「もよ」、「もい」、「もんき」、「だっく」、「だっこ」。
釣り◆水深200メートルほどでマダラとともに釣りの対象とされる
◆食べてみる◆
 30センチを超える大形の魚で、透明感のある素晴らしい白身。
 鮮度さえよければ刺身にもなる。
 ただし一般的には煮つけや塩焼き用とされる。
●参考/『新北のさかなたち』(水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社)、『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房)、『新釈 魚名考』(栄川省造 青銅企画出版)
●同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
●画像は北海道函館産
●本サイトの無断転載、使用を禁止する



関連コンテンツ

サイト内検索

目次

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。