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カサゴ目フサカサゴ科メバル属 アコウダイ Sebastes matsubarae
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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物知り度/★★★
■あまり入荷の多いものではない。定番的な高級魚のひとつ。非常に高値安定
鍋物/潮汁/焼き物/煮つけ/刺身
 日本海、本州の太平洋側の深海に棲息していると図鑑には書いてあるが、日本海側ではあまり見かけない。
 千葉県以北の太平洋側からの入荷が多い。
釣り/この魚、東京湾や相模湾でも釣りでは根強い人気がある。ハリ数20本もつけて400メートルからときには1000メートルもの深海に向けても糸を落とす。このたくさんついた胴づき仕掛けを手早く確実に落とすのがこの釣りの一番難しい部分。落とすのに10分以上、これを巻き上げるのにかるく20~30分もかかる。水圧の高い深海から釣り上げてくるとアコウの浮き袋、眼球がパンパンに膨れ上がり、浮力でどんどん浮き上がってくる。これをアコウの提灯行列と呼ぶ。釣り師の待ちに待った瞬間である。
■いちばんうまいのは鍋物ではないだろうか。コブと酒だけで汁を整えて、一切れずつ落とし込んでいきながらポン酢で食べる。粕漬けや西京漬け、また皮目に酒を塗りながら焼く若狭焼きもいい。刺身にするなら皮をつけたまま皮霜造りにすると皮下に脂があって美味。
(写真上)アコウダイと(写真右)のホウズキの比較は至難。東京湾口、相模湾などでアコウダイ釣りをすると共に上がるのだが、区別するには、まず尾ビレを見る。ホウズキのほうは後方に微かに膨らみ、アコウダイの方は逆にくり込んでいる



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