顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系カレイ目カレイ亜目カレイ科ツノガレイ属
★★★★★ 知っていたら学者級
学名 | Pleuronectes quadrituberculatus Pallas |
外国名 | 英名/Alaska plaice |
同科同属 | 他のカレイ科の魚へはここから! |
漢字・由来 | 漢字/角鰈 由来・語源/頭部に5つ並ぶ角状の骨質突起があるため。 |
地方名・市場名 |
別名、キガレイ(黄鰈)。 |
形態 | 雄の体長は50㎝、雌は1メートル。体高が高い(幅が広い、円形に近い)。円鱗で触るとさらさらしている。粘液は少ない。 裏側は全面に黄色。 頭部に骨質の突起が5つ並ぶ。 |
生息域 | 海水魚。日本海北部、北海道東北岸~アメリカワシントン州沖。水深100メートル~200メートルの砂泥地。 |
生態 | 産卵期は3月~7月。 |
一般的評価 | まったく知られていない。 |
水産基本情報 | 市場での評価/関東などにはまったく入荷しない。一定の評価はない。 産地/北海道 |
雑学 | 輸入ガレイのなかに含まれると思われるが、実際には見ていない。 大西洋側の(Pleuronectes platessa Linnaeus)と思われるものも同様。 |
選び方 | 触って硬いもの。裏面の黄が強いものがいい。 |
味わい・栄養 | 白身で白濁している。 身全体に脂分が含まれて柔らかい。 クセは全くない。 カラスガレイやアブラガレイに似ていて、少し脂が少ない。 |
調理法 | フライ、塩焼き、煮つけ、刺身 |
食べ方 | フライは非常においしい。 マコガレイなどの身のしっかりしたものよりも別種の旨みを感じる。 カレイ類に定番の煮つけは真子が美味で平凡ながらいい味をしている。 煮つけよりも塩焼きの方が上かもしれない。 ただ冷えると途端にまずくなる。 刺身は脂が強く、好き嫌いが分かれる。 まったりとして甘みがあり、白身の大トロといった感じだ。 |
好んで食べる地域 | |
加工品・名産品 | |
釣り | |
参考文献 | 『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『原色魚類大図鑑』(安倍宗明 北隆館) 協力/マルトミ渡辺水産 http://marutomi-kani.com/ |