褐藻類コンブ目コンブ科 ツルアラメ Ecklonia stolomifera Okamura ●海藻の目次へ 魚貝類の物知り度 ★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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物知り度/★ ■食用とする地域は限られている。築地などには2007年から生鮮での入荷が始まった。 漢字◆「蔓滑海藻」 食べ方◆比較的若いものを湯通し(酢の物、サラダ)/煮物/みそ汁他 主に日本海、津軽海峡大間付近でもとれる。 2007年3月10日に築地場内で初めて見たもの。総て青森県大間産。それを青森市の田向商店から原藻を送っていただいていろいろ試してみた。青森などでは新しい利用海藻として売り出すつもりであるようだ。 食用と出来るのは冬から初夏までの若いもの。大きくなったものは苦みがあって食べられないのだとのこと。そのためか食用とする地域は限られ、大間などではマコンブの生育を阻害するやっかいものと嫌われていたようだ。 青森県鰺ヶ沢町などでは「ががめ」と呼ぶ。 ■ツルアラメの冬から初夏にかけての若布を食用とする。硬さ的に昆布の促成もの、すなわち早煮コンブよりも柔らかく、若布よりも硬い。中間的なもの。アク、苦みがなく食べやすい。ワカメほどは柔らかくないので湯通ししてそのまま食べると硬い。むしろ炒め煮や湯通ししたものをしゃぶしゃぶ風に食べるのがうまい。他にはみそ汁。 味わいもいいし、海藻は現代人には欠かせない食材となっている。これを使った一般人にも受け入れられやすい加工品などの開発に期待する。 ●青森県大間などでのツルアラメに関してはANEC (アネック)のホームページへ |
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