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褐藻類コンブ目コンブ科 マコンブ Laminaria japonica Areschoug
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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物知り度/★★★★
■干して出しをとる。また煮るなどして必要不可欠の海藻。値段は産地によってバラツキがある。多くは乾物として流通。産地によっては非常に高価
漢字◆「真昆布」。
 古くは「比呂米(ひろめ)」、「衣比須女(えびすめ)」(和名類従抄 930年 源順)
 中国では「海帯」
食べ方◆出汁昆布/煮物/とろろ昆布など加工品
 北海道南部、東北沿岸に自然生育。
 北海道、東北、東京湾、瀬戸内海などで養殖が行われている。
 延喜式(907年 平安時代)の時代以前から食用とされてきており、日本の食に必要不可欠のもの。主にだしを取るために使われるが、東北で
生産されるものなど湯通ししただけのものも流通する。
 コンブの良し悪しは肉厚であること旨味を多く含むことである。その点、北海道渡島半島東岸の茅部町などが有名である。また東北などのものは薄く旨味も少ないのだが軟らかいので総菜用に使われたり、細くひも状に切り板上に干されされて「すきこんぶ」という名で売られてもいる。この「すきこんぶ」とても便利で美味な食材である。
■マコンブの値段は1キロあたり2000円前後から12000円のものまで幅がある。残念なことに値段の高い物の方がいい出しがとれる(注/コンブだしを取るときには軟水を使うこと。関東では水道水を使ってコンブだしを取るのは不可能)。だしの他には昆布巻きや煮物にも使える。また養殖ものの若いコンブや東北、東京湾のものは早煮こんぶとしておでんや惣菜の煮物によい。
加工食品/すきこんぶ、とろろこんぶ、おぼろこんぶ、酢こんぶ、麺
東京湾の神奈川県横須賀市「横須賀東部漁協」ではさかんにマコンブの養殖を行っている。これは秋に種コンブがついたロープを沈めて4月に収穫するもの。横須賀東部漁協、また船宿などで購入できる。これを使っておでんや煮物を作るのも江戸前の味覚である。おためしを!



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