ぼうずコンニャクの食べる魚貝類だけでなく多彩な生物の図鑑です。掲載種は2000種、食用の水産生物の一般的なものは総て網羅。検索法・食べ方を詳しく解説しています。

マシジミ(英名/Common freshwater clam)

学名:Corbicula leana Prime

マシジミの形態写真

殻長3センチ前後になる。正三角形で黒もしくは茶色。成長脈がくっきりしている。楕円形に近いアワシジミ型、5センチ前後になるナリヒラシジミ型などがある。

  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★

    知っていたら達人級

    ★★

    地域的な水産物、嗜好品的なもの

    ★★★

    美味
    分類
    二枚貝綱マルスダレガイ目シジミ上科シジミ超科シジミ科シジミ亜科シジミ属マシジミ亜属
    外国名
    英名/Common freshwater clam
    学名
    Corbicula leana Prime
    漢字・由来
    漢字 真蜆
    由来・語源 シジミであってもっとも普通に見られるという意味合い。
    地方名・市場名
    カワガイ(川貝)、キイシジミ、シジミ、シジミガイ、シジメ、シマダシジミ、スズメガイ、ヒジメ。
    生息域
    淡水生。東北から四国、九州。
    河川や水路、ため池など。
    マシジミのいる場所少し流れのある場所に多く見かける。
    生態
    雌雄同体。
    卵胎生。
    繁殖期は4月〜10月。
    体内受精して、鰓葉内で稚貝になるまで育てる。
    稚貝を放出する。
    基本情報
    古くは山間部、平野部などで利用されていたもの。
    特に山間部などでは食用としてよく利用されていた。
    肝臓の薬としても珍重されていたもの。
    市場に出回ることはほとんどなく、現在では各地で細々と利用されているだけ。
    水産基本情報
    市場での評価 流通しない
    漁法 採取
    選び方
    原則的に生きているもの。貝殻につやのあるもの。
    味わい
    旬は秋から冬
    身には独特の臭みがある。
    熱を通しても硬くならない。
    やや旨みに欠ける。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    調理法
    みそ汁、佃煮
    みそ汁にするのがいちばん。ただヤマトシジミよりも旨味が薄い。面白いのは熱を通すと身が殻から外れてしまうこと。
    マシジミのみそ汁
    基本的にみそ汁に利用する。
    古くは肝臓の薬ともみなされていた。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
    ■ヤマトシジミが汽水域の塩分を含む河口域などに棲息するのに対して、本種は完全な淡水域にいるもの。河川や水路などでも比較的底の安定するところにいる。
    山里などの水路で昔の状態を維持しているところではまだまだ健在である。この鄙びた味わいを名物にするのもいいのでは。江戸時代など貴重な山間部のタンパク源、また栄養源であったと思われる。
    ■市場ではいまだ見ていない。たぶんほとんど流通していないのではないか? もしも実際に扱っておられる方がいるなら教えて欲しい
    参考文献・協力
    『日本産淡水貝類図鑑 2 汽水域を含む淡水貝類』(増田修、内山りゅう 株式会社ピーシーズ)
  • 主食材として「マシジミ」を使用したレシピ一覧

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