![]() |
十脚目異尾下目カニダマシ科イソカニダマシ属 イソカニダマシ Petrolisthes japonicus ●他の異尾類・ヤドカリへはここから! |
|||||
甲殻類エビ・ヤドカリ他目次/甲殻類カニ目次/甲殻類・その他生き物索引/漁期類の呼び名・方言 魚貝類の物知り度 ★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
||||||
![]() |
魚貝の物知り度/★★ ■食用ではない。磯で観察するべし 房総半島以南から東南アジアの岩礁域の石などの下に棲息。関東では房総半島、三浦半島、伊豆半島など身近な磯での身近な普通の甲殻類である。磯遊びなどしていると多くの人が「カニだカニだと」と勘違いしている。実を言うと本種は「騙し(だまし)」とつくようにけっしてカニではなく、むしろヤドカリの仲間である。このヤドカリや本種を含めたカニダマシ科、多くの人達がカニと思い込んでいるタラバガニなどの仲間、など含めて異尾類という。 この異尾類の甲殻類は足とハサミを数えて8本しかない。カニの仲間のサワガニやガザミでは10本なのに2本足りないのである。この2本の外見的には見えない足(第5胸脚)は歩く役割ではなく小さくなって甲羅の内側で鰓(えら)の掃除や卵の保護に人知れず活躍している。また風貌は昆虫的なのも特徴。磯遊びにはいなくてはならない名脇役のひとつである。 ちなみに磯遊びでは本種も含めて子供や初心者に教える場合のキーポイントとなる生き物が存在する。例えばオトメガサ、カラマツガイなどである。オトメガサは一見、ウミウシのようであるが明らかに巻貝であり、カラマツガイは貝でありながら哺乳類のように肺呼吸する。 ●千葉県外房 |
|||||
Copyright©2025 Bouz-Konnyaku All Rights Reserved.