硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目キス科キス属 シロギス Sillago japonica Temminck and Schlegel
他のキス科の魚へはここから!

魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
●本サイトの無断転載、使用を禁止する
物知り度/★★★
■関東では冷凍物、鮮魚とも入荷の多い魚。鮮魚は高値で安定している。また東京では代表的な天ぷら材料
生息域◆北海道南部以南に棲息。浅い砂地の場所の底近くを泳いでいる。
大きさ◆20センチを超える
漢字◆「鱚」。参考/広辞苑
地方名に多い「きすご」が本来の呼び名・表記であるという。一般に「きす」というのは最後の「ご」を省略したもの。「約500年ほど前の御湯殿の上の日記に初めて“きすご”として記録」、「和漢三才図絵(寺島良安 1712年)にも「幾須吾(きすご)大なるものを吉豆乃(こずの)といい」。語源は「生直(きす)」=性質が素直で飾り気のない」に魚名語尾(魚を洗わず)「ご」がついた。
以上参考/『新釈魚名考』榮川省造 青銅企画出版
呼び名・方言◆関東では単に「きす」。「きすご」と呼ぶ地域が多い
シロギスの呼び名・方言のページへ
食べ方◆ 刺身/塩焼き/酒干し

 産卵期は7月から10月くらいまで、旬は明確であり。春から初夏まで。産卵後、1か月ほどで旨味は持ち直すものの、脂はあまりない状態がつづく。
 関東では明らかに天ぷらの材料とみなされている。江戸(東京)を代表する食べ物であり、値段的にも関東がいちばん高いのだと思われる。

釣り
新年が明けるとすぐに解禁になるのが神奈川県相模湾のシロギス釣り。この時期、夏には海水浴をしていても目にするほど浅い場所を泳ぐシロギスが、水深30メートルほどの深みにいる。この時期は水温が低いため、かかっても引きが悪く、魚体を持つと冷たく感じるほどだ。むしろこの時期に面白いのは外道というか釣り物のにぎやかさ。これが5月ともなると浅い場所での釣りとなり、水温も高くなって活性化されて引きよく、味もよい。仕掛けは天秤に10号から15号重り、ハリス0.8号の2本針。餌はジャリメがいい。
■いちばん味わい深いのは単純に塩焼きかも知れない。皮目にやや日向臭い香りがあり、これが持ち味、アユのきゅうりの香りに匹敵する。また歩留りが悪くぜいたくであるが刺身の繊細なうまさは、初夏の爽やかな味わいだ。あっさりとした中に脂が甘く酒を選ぶなら淡麗辛口がいい。また病みつきになるのが酒干し。三枚に卸して軽く塩をふり、酒で洗って一夜干す。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
鱚の焼き霜造り。シロギスを生で食べるには、たんに皮を引いて刺身でもいいのだが、その淡白さにもの足りないと感じる向きも多い。そんなときには皮目を焼き、冷水にとり、刺身に切る。ほかには昆布締めもうまい