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三陸名物のどんことは本種である。北海道以南の太平洋に棲息していて、200メートル近い深海から、浅い港などの内側にもいる、不思議な魚である。防波堤などから釣れるものと三陸や福島からくるものが同種であるのか、もう少し同定を必要としている。 ◆食べてみる◆ 三陸を旅しているときに民宿で食べたのが本種を丸のまま、こんがりと焼いたものである。炉端などで頭を下にして焼くことから、これを「さかさ焼き」という。かぶりつくと腹に味噌がつめられて濃厚に舌にからみ着く、皮が香ばしい。「これはたまらん、酒がどんどん消えていく」味である。焼いてくれたお婆さんの話では腹の中身はキモとみそをたたいたものであるという。 翌朝もどんこがみそ汁になり、干物になり出てきたが食べ飽きない。 新鮮なのはキモたたきが最高である。うまいキモとみそ、身をトントンと包丁で叩く。 ●写真のものは宮城県産。八王子総合卸売センター高野水産 ●本サイトの無断転載、使用を禁止する |
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