エイは鰓が服面に開いている。アカエイは目の後ろの噴水孔の付近は黄色い。体盤の正中線上に1列のトゲトゲがある
↑アカエイの尾ビレには硬い棘がある。細かな返しのある棘で、手に持っただけでは簡単には刺さらない。むしろ裸足で歩いていて棘を踏むなどして刺さるのだと思う。それだけに危険度は高く、毒を持つので干潟歩きなどのときには要注意。
脊索動物門顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱ツノザメ・エイ上目
エイ目エイ亜目アカエイ科アカエイ属
アカエイ
Dasyatis kuhlii (Muller and Henle)

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物知り度/★ 知っていたら学者級
食べ方◆煮つけ/ムニエル/刺身
市場での評価・取り扱われ方◆もともと身近な食用魚だったもの。それがあまり食べられなくなってきている。価格は安い。
生息域◆南日本。朝鮮半島、中国沿岸。台湾。
生態◆産卵期は5月から8月。内湾の浅い場所で卵ではなく仔魚を生む、卵胎生。
漁獲方法◆刺し網/定置網
大きさ◆体盤長80センチほどになる。
漢字◆「赤」に魚編に「覃」。
由来◆「赤」は体色から。
尾が長く桝の「柄」に似ていることから。
「出針(いではり)」から。
「枝針(えはり)」から。
尾の長いことを「燕尾(えび)」ということから。
呼び名・方言◆調べているところ

 アカエイと言えば夏に海辺で小さな小エイが群れているのによく出くわす。また潮干狩り場でも普通に見かけるもの。
 古くは煮つけようなどとして市場にも普通に見られていたものだが、年々エイを料理する家庭が減ってきている。
 臭みもなく安くておいしいので残念。
◆食べてみる◆
 韓国では刺身にする。コチュジャンなどをつけて食べるのだがとてもうまい。スズキなどの硬骨魚類よりも臭みもクセも薄く、コリコリした食感を楽しむもの。
 煮つけはもっとも人口に膾炙した(もっとも普通に食べられる)お総菜。これを冷やしすと素晴らしい煮こごりになる。徳島県阿南市橘水産の市場で聞いたところによると、アカエイは辛い唐辛子と煮るのだという。「ピリピリしてうまいんでよ」とのこと。実際に作ってみると、甘辛い煮つけよりも夏向きになる。
 フレンチではムニエル、もしくはバターで焼くのが定番。これはヒレの軟骨の先が香ばしく、また軟骨と軟骨の間だから素晴らしいジュが出てくる。オレンジやコアントロー、マデラー酒などを使ってもうまい。
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ムニエル
フレンチの定番料理ムニエル。焦がしバターにオレンジの果汁を加えてソースに
煮こごり
煮つけを作るときは大目に。残った煮汁とほぐした軟骨や身を形に流すと、見事な煮こごりになる