ぼうずコンニャクの食べる魚貝類だけでなく多彩な生物の図鑑です。掲載種は2500種以上、食用の水産生物の一般的なものは総て網羅。検索法・食べ方を詳しく解説しています。

アナゴ

一般的な意味での「アナゴ」についてのまとめページです。

アナゴについて

穴子について 分類学的に見るとアナゴ科の魚はすべて「穴子(アナゴ)」である。総てが食用にはなる。
 ただし一般に「あなご(穴子)」と呼ばれているのは内湾などに多いマアナゴのことだ。国内の内湾に生息して漁獲量も少なくない。天ぷら、すしダネ(すし種)、西日本の「焼き穴子」など食文化の上でもとても重要である。
 他にはギンアナゴ、ニセギンアナゴ、ゴテンアナゴなども「あなご」として流通することがあるが希である。
 大型のクロアナゴ、ダイナンアナゴも「あなご」ではあるが非常に大きいので別物と考えた方がいい。
 最近ではホラアナゴ科のイラコアナゴも加工品が「煮穴子(にあなご)」として流通しているが、科の段階で違う。

関東では煮る

煮穴子 すしダネ(すしの材料)としては関東では煮る、関西では焼く。
 関東ではウナギもそうだが、背開きにしてていねいに尻鰭と背鰭を取る。関東でマアナゴを背開きにするのは「煮る」ことが多いためでもある。
 頭部を落としてぬめりを取り、柔らかく煮上げる。

西日本は焼く

 西日本のマアナゴは腹開きにして頭つきのまま焼き上げる。なんどか甘辛いたれをくぐらせるのはウナギの焼き方と同じ。(広島県廿日市市宮島では背ひらき)
 特に関西、瀬戸内海周辺では鮮魚店でもスーパーなどでもよく見かけるもので、そのまま食べることも多い。
 これを握りにも使うが、大阪ずし(京ずし)の押しずし、太巻きなどに使う。また酢飯を使わない「穴子丼」にも使われていて広島県などでは名物となっている。

天ぷら種の穴子

穴子の天ぷら 全国的に天ぷら種としてもっとも重要なもののひとつ。東京、名古屋、大阪の三大都市などでは年間を通して需要が高い。
 特に東京では江戸前(東京湾)でたくさん揚がったことから、穴子(マアナゴ)」はエビ(クルマエビ)、柱(バカ貝の貝柱)とともに三大種のひとつと考えるとわかりやすい。

「アナゴ」と呼ばれるもの一覧