ナマズ
一般的に「ナマズ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
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本ページの内容
ナマズについて
一般的に「なまず」はナマズ、イワトコナマズ、ビワコオオナマズの3種のことだ。ナマズ以外は琵琶湖・淀川水系特産魚なので、全国的なということから考えると「なまず」はナマズと考えてもいい。
「なま」はぬめりがあってぬるぬるする状態を表し、「ず」は大きな頭、もしくは魚名語尾(言語の最後についていて魚という意味)だろうが、一次的魚名(名前自体は意味を持たず、種以外では使われない、由来がない)だと考えるべきだ。
地方名が少ないところから、古代より人によく知られ、よく食べられてきたものだろう。コイ同様、冷蔵庫のない時代には生かしておける、重要な食料だったはずだ。これを蒲鉾にし、現在の蒲焼きのような料理にして、煮ても食べていた。
特異な姿から擬人化されたり、絵に描かれたり、玩具になり、歳時記の季語にもなっている。
分類学的にナマズ目まで広げるとギギ科、アメリカナマズか、アカザ科、ヒレナマズ科、ハマギギ科、ゴンズイ科なども含まれるが、ナマズ科以外はナマズではない。
「ナマズ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「ナマズ」ですがそれ以外はナマズの仲間ではありません。
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イワトコナマズ ●
淡水魚。琵琶湖、瀬田川、余呉湖。 岩礁地帯。琵琶湖、余呉湖特産のナマズ。 ナマズ3種のなかで、いちばん味がよいことは古くから知られていたが、獲れる量、流通する機会が非常に少ない。食用とする地域も琵琶湖周辺と岐阜県などのみ。 淡水魚なのにクセがなく、歩留まりがいいので産地などで人気。イワトコナマズのページへ -
ビワコオオナマズ ●
淡水魚。琵琶湖特産種。淀川水系でも見られることがある。淡水魚ではもっとも大きくなる魚のひとつ。 琵琶湖周辺でのみ利用されている。 食用としてはあまり価値の高いものではない。ビワコオオナマズのページへ