イトヨリ
一般的に「イトヨリ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
イトヨリダイについて
イトヨリダイのこと
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一般的に「いとより(いとよりだい)」として販売されている魚は国内産ではイトヨリダイとソコイトヨリの2種類である。両種はほとんど区別されずに流通している。希にソコイトヨリを「ばけ」と区別する人もいるが少数派となっている気がする。
ともに高級魚であり、大型のものは高値で安定している。西日本に多く、小振りのものは練り製品や干ものの原料になっている。特にイトヨリ類を使った練り製品は高級である。
国内産が高いので東南アジアなどから冷凍輸入されているイトヨリダイ科の魚がいるが、ほとんどがドレスであったり開いてあったりする半加工品なので種はわからない。お弁当などに使われている「いとより」はほぼ総てが輸入ものと思っていい。
「イトヨリ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「イトヨリ」ですがそれ以外はイトヨリの仲間ではありません。
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海水魚。水深40-250mの砂泥地。
新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海、鹿島灘〜九州南岸の太平洋、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域。朝鮮半島、済州島、台湾、広東省・江西省、ベトナム、フィリピン諸島、オーストラリア北西岸。主に料理店などで使われる高級魚。姿がよく切り身にして美しい。クセのない白身で、嫌みがない。
安定して高値・・・
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海水魚。水深35〜300メートルの砂地。イトヨリよりも深い場所にいる。
若狭湾、島根県敬川沖、山口県日本海沿岸、九州西岸、五島列島沿岸、相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、伊予灘、東シナ海南部大陸棚縁辺域。
済州島、台湾、フィリピン諸島、インドネシア、アンダマン海、オーストラリア北西岸。関東でもとれるが、やはり西日本の方が多・・・
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海水魚。琉球列島以南。南シナ海、東部インド洋、北部オーストラリア。
水深10〜70メートルの砂泥地。沖縄の特産魚で他のイトヨリ類として区別されない。
比較的一般的な食用魚。
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